動物愛護週間に思うこと
今猫のいる生活を送っているなんて、去年までの自分は想像していなかったろうなぁ。
猫が毎日を、こんなに豊かで幸せにしてくれるなんて!
うちの実家の庭は芝生なので、昔はよく野良猫に💩されて強烈な臭いと片付けで本当に嫌な思いをしていた。窓を開けても部屋に臭いが入るし、子供ながらに野良猫にはかなり嫌悪感があった。今は野良猫もかなり減ったけどたまに💩をされてるみたい。
現在、自分も大人になって戸建に越した当初、
庭に花壇を作ったら野良猫にやられてしまった。
対策で、センサーの猫よけを置いてみたけどイマイチ。ガーデニングもするので禁忌剤など匂いのするものも使いたくなくて結構悩んだ。
こうした経験もあって、猫は本当に苦手だった。
気まぐれだし、どちらかといえば犬派だった。体中猫の毛だらけの人にはドン引きしていた。
なぜ我が家が、保護猫のまりをお迎えすることになったか、自分でも不思議に思う。
今の家に越して気付いたのは、この界隈に野良猫がかなり多くいること。耳がカットされていて、ボランティアの手が入っていること。
よく出会う、黒の長毛猫はとても人懐っこく周囲のたくさんの人に可愛がられている。どうやら元飼い猫で捨てられたらしいのだ。
とても温厚で、私も息子も見つけたらいつも挨拶をして触らせてもらった。
この頃、テレビで保護猫活動をしている番組をみていたこともありすっかり猫に対する思いが変わってしまった。
そして気づいてしまった。
猫は、ペットショップで売られている子も、そのへんの野良も、みんな可愛いことに。
犬は犬種によって大きさも性格も姿形も全くちがうし好みがわかれるけど
猫は、
猫は、
大体、
みんな可愛い(語彙力)。
さてこの近所の黒猫以外にも数匹地域猫がいるのだが
無責任な人が近くに餌をばら撒いてしまうがために、近隣の人が迷惑しているようだ。
野良猫への餌やりは禁止と書かれたポスターが増えた。
それも車が傷ついたとか、糞尿被害があるとか、
とても乱暴な言葉遣いで書かれているのを見て、なんとも悲しい気持ちになった。
元は私も野良猫に嫌悪していた側の人間なので、ポスターに言葉汚く訴える人間の気持ちはとてもわかる。
自分の大切な車を猫に傷物にされたり、家の周りに餌をばら撒かれたら、害虫は沸くわ臭いはするわ、あげく糞でもされれば、
猫なんて可愛くない。
みつけたら蹴っ飛ばしてやりたいと思ったこともある。口汚く思いの丈をポスターにもするでしょうね。
そもそも。
猫は昔から人と共に生きてきた動物だから、本来外で生きていける動物ではないらしい。
だけど、人に捨てられたら、どんな環境でも、ゴミを漁ってでも生きていくしか無い。
野良で生まれても、必死で生きていくしか無い。
野良の誇りなんて、きっと無い。
人が捨てるから、野良猫がいる。
人が何もしないから、野良猫が増えていく。
不幸な野良猫を減らすには、TNRしかない。
去勢不妊手術には助成金があるけど、全額は出ない。
保護、譲渡ができれば良いけど、それにかかる費用は全てボランティア団体に押し付けるのか?
この問題を本気で解決するために必要なのは、「理解すること」。
無責任に餌をばら撒く人。
糞尿被害に悩む人。
飼い猫を外に出している人。
猫を捨てたのは自分じゃない。
けど、捨てたのは同じ人間がやったこと。
人間のしたことには人間が始末をつけなければいけない。
納得するには、やはり理解することが必要だと思う。
動物愛護週間で区役所では、地域猫のボランティア団体が
TNR-M、保護活動のパネル展示をやっていた。
ほんの小さな一画だったけど、地域のみなさんが熱心に活動されていることがよく伝わった。最後にパネルの写真を掲載する(許可は取ってないけど大丈夫なはず、、!)。
昨今、ペットショップでの生体販売を禁止すべきとの声が多くあがっている。
ペット産業に従事している人はどう思っているのだろう。
当然、ペットショップで犬猫を買うのが悪いわけではない。
ペットショップで犬猫を売っている店員さんも悪いわけではない。
人間と小さな命がどうすればより善く生きていけるのか。
みんなで、理解することが必要だ。
うちの保護猫のお嬢さん、
我が家に来たからには、最高に幸せな猫生にしてあげるね!
まずは来月の避妊手術を頑張ろう😂
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