noteを初めて間もないのですが、いきなり友達の話を色々と書いてしまったので、ここでほんの少しだけ自己紹介をさせていただきます。 思うがままに書いて投稿してから、noteの目次を観察してみて、皆さん自己紹介から初めてらっしゃるのね・・と青ざめました。既に読んでくださっていた方には失礼いたしました。(こんな感じで抜けてることも多いです) 私は都内在住、夫と娘と3人で暮らす普通の主婦です。 地元で就職後、ワーホリでカナダに滞在し、帰国して東京に来ました。 読書や海外ドラマ、映
思えば、ユミの家にはその時々にブームになった健康器具がいつでもあった。ランニングマシーンやらぶらさがり健康器、乗馬マシン、デトックスフットバス、ワンダーコア、などなど覚えているだけでもこれだけの器具が常にリビングの片隅に鎮座していた。それらは増えていくわけではなく、常に流行のものが代替わりで置かれていくのだった。 デトックスフットバスなどはユミの家でも特にホットな家電となったため、遊びに行くと私も真っ先にやらされた。足湯が茶色く染まって「毒素がたまってんな」とユミに言われた
「ゆりー!宇宙の謎が解けたどォ!」と叫んだユミだったが、残念ながら内容をあまり覚えていない。 何やら自分ですら意識していなかった、過去に母親へ伝えられなかった気持ちが現在の全てに影響を及ぼしている、などという話であったが、「宇宙の謎が解けたどォ!」というワード感の面白さに心が支配されて上の空で聞いてしまったため、それが宇宙の謎にどう繋がったのかは記憶になく、私にとっては宇宙は未だ謎のままだ。 ユミは終始そういう女である。 素直で信じやすく、情に熱くて正直で、行動力の塊。
私には、仲の良い幼馴染がいる。名前は仮にユミとしよう。 私にとって、彼女は色んな意味で唯一無二の女である。 小学4年生の秋、私は千葉県から福島県に引っ越した。 私の母は新興宗教にハマっており、引っ越し先でもその地域の集会所に合流したのだが、そこで出会ったのがユミだった。ユミは小学生女子にしてはガタイが良く色黒で、ちょっと圧倒されたものの太陽みたいな明るい女だった。 私たちはお互いいわゆる「2世」というやつで、イヤイヤ集会に参加していたのですぐに意気投合した。その宗教では、近