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SNSをほぼ全部やめて、noteでしか生存報告してない、新刊も出せていない2023年でしたが、書いていますし書いていきますよという意思表示と、そしてそれは本当におかげさまのことですというあらためてのお礼

みなさまいかがお過ごしでしょうか。
そろそろ今年を振り返るタイミングですね。

2013年『百合のリアル』刊行からちょうど10年が経ちました。

ここ10年の考えごとの足あとはこういう感じだと思います。

・ことばが人を区別し、世界を切り分けてしまうということ
・LGBTというのは人間の種類ではなくて社会運動のチーム名である、ということ
・っていうか人間の言語活動および社会運動はあまりにも人間中心的でありすぎたのではないかという反省
・ダイバーシティという言葉を人間様に向けてしか使わないのはマジ傲慢なのであって、自分の体の中の腸内フローラの多様性から生物多様性から宇宙の底知れなさまで全部つながっているのを忘れたくないわよね、人間は自然の支配者ではなく自然の一部なのよね、というきもち

そういうわけで「人間は宇宙の一部であり、自然のめぐりで生きています」って言ってる古代人の智慧を現代のスリランカから日本にいらした吉田ニマーリさんの言葉で語っていただいたアーユルヴェーダ入門書とか、

日本語でも英語でもない現地の言葉で現地のひとや現地のこととなんとか交流しようとした記録の旅行記などを書いている。
言葉の切り分け作用を言葉でつなぐ仕事をなんとかしようとしている感じです。

そんな感じで考えながら見るこの世は、わたしの目にはこう見えています。歴史認識は色々だと思うけど、少なくともわたしには。

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