ニホンタンポポの浸出油を作る
今年は春が早いですね。どこそこではソメイヨシノの開花が一番早いなんていう報告もよく聞かれました。
ちょうど桜の頃から足元に見られるようになるのがタンポポです。
ハーブとしてのタンポポといえば根を焙煎したタンポポコーヒー、利尿や消化器の強化に向いています。また若葉をサラダでいただいたりもする、食べられる雑草としても有名です。
今回私が使うのはお花です。
2年ほど前に海外のハーブ情報サイトで、フレッシュのタンポポの花のオイルがすごくいいという記事を読んで、とても気になっていました。
昨年お試しして気に入ってて、今年はもっと多めに作るのです。季節の定番入りしそうな気配です。
タンポポ花油は万能オイルですが、特にmuscle releaseに良いとのことなので、慢性肩こりで最近は節々も痛いワタクシの強い味方になってくれそうです。
自宅周りはニホンタンポポだらけだった〜!
ところでタンポポ、昨年は職場周辺だったのですが、今年は自宅そばの土手に摘みに行くことにしました。
実はこの辺り、ニホンタンポポが生えているのです! 繁殖力の強い西洋タンポポに押されて減っていると聞いていましたが、居るところには居るみたいです。特に保護されているとかそういうことはない、比較的都会の普通の川べりで頑張っていると思うと嬉しいです。
下の写真、萼と茎の付け根のところが丸いのがわかると思います。西洋タンポポだと萼片が下に反り返っています。
すぐ見分けられるので、一度ご近所のを確認してみてはいかがでしょう。
タンポポの花の下処理
心惹かれた海外サイトの手順に則って進めます。
摘んできたお花はざぶっと溜め水に浸して洗ってぽんぽんとタオルドライ(ここはオリジナル)のあと、紙を敷いた上に逆さにおいて半日から一日乾かします。これは余分な水分を飛ばしてしなっとさせると共に、お花の中に隠れている小さな虫に出ていってもらう、バグリリースという大切なプロセスです。
オイルに漬けます
ほどよくしんなりしたお花を、広口びんの8分目くらいまでふわっと入れて、お好みのオイルをひたひたまで注ぎます。
花弁の隙間などに入り込んでいる空気を抜くようにぐるっと混ぜたら、十分お花にかぶるようにオイルを足します。
蓋をしてラベルをつけて、冷浸法で10日〜1ヶ月程度置く予定
このあとは
適当に日数が経ったらオイルを濾してお花を取り除くのですが、生乾きの花を漬けているので、水分も出てしまいます。
濾したオイルは数日静置して水分を沈め、上澄みを取り分けてクラフトに使います。
昨年instagramにあげた写真、右下に水分が溜まっているところを切り抜いています
黄色の、とろみのあるオイルになったと記録しています。
できあがりが楽しみです。
これも昨年の写真。
やっぱり蜜蝋軟膏かな。
黄色がかわいいです。