音楽を聴きながら、絵を描く
「この音楽、何色だと思う?」
あるクラシック音楽を聞いて、子どもたちに尋ねると、「茶色」「水色」「赤」「暗い色味」など色々な色が挙げられました。
それから、耳に入ってくる音やリズム、メロディーを、果たしてどんな色で、どんな形で、どんな線で描けるのだろうか。線は細いのか、力強く太いのか。点々で表したり、濃く塗った後にスクラッチして削られる感じなのか・・・そんな話をして。
2、3回繰り返し聴くなかで、目を閉じて音に耳を澄ませたり、指揮者のように動いたりしながら子どもたちが描いた作品たちは、それはそれは色々な表情をしていました。
最後に、みんなでお互いの作品を鑑賞する時間を設け、自分の作品のことを話ししたり、クラスメイトの作品の好きなところを発表したり。
そして、当たり前だけれど、同じ音楽を聴いても、ひとりひとり違う表現・違う作品なんだということを感じて。
違うっていうのは、素敵なこと。
そしてこんなにも違う個性を、一括りになんかできっこないなと感じたのでした。