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「コラージュ」を選ぶ理由

先月末、長崎大学2年生の教養の科目で実施した、オンラインのコラージュワークショップ。「今日の私」をテーマに、約1時間制作して、グループでシェアするという内容。そして課題では「2022年の夏」をテーマに、別のコラージュ作品を制作してもらった。

そもそも、私が毎回「コラージュ」という技法を選ぶ理由は、「コラージュで作った作品には正解がない」から。すなわち、どんな作品でもOK!だと思うから。
1つの「正解」というものがあるわけではないフィールドで、参加者がそれぞれに考え、手を動かし、小さな決断を繰り返す。そうして、アウトプットされたものが、その人なりの「正解」というか、表現されたものだというところに良さを感じるから。

今の日本社会は、少々ぼんやりしていても、何となく生きていくことのできるものだと思うのだけれど、だからこそ、周りに流されずに、自分でしっかり考えて、自分なりに決めていくというのはとても大事なこと。
些細なことのようだけれど、この繰り返しこそが、後々、個々人の、あるいは社会全体の大きな変化につながっていくものだと思うから・・・

そんなこんなで、双子の寝かしつけに格闘したのち、パジャマでお灸を打ちながら、学生さんたちの提出作品(何と全員期限内に提出してくれた!嬉)を動画にまとめる充実の週末!?なのでした。