とうきびと思い出
「とうきび」と言う人が好き。
方言フェチの私のルーツは、北海道出身の母が話す「とうきび」という優しい響きかもしれないなぁ〜と思う。
地方によって呼び方が違うのは、普通のことだろうけど、
ふと出る方言は幸せに満ちていながら、なぜか物悲しくて、、耳にする度に涙が出そうになる。
私の高校の後輩の話し。
九州出身の子がいた。電車の中で話している言葉を聞いて、知らない学生に嫌がらせを受けた。
一緒にいた後輩は、嫌がらせをしたよその学校の生徒を殴った。そして、謹慎処分になった。
「悪いことをしたのは分かってる。でも、自分はどうしても、友達の言葉をバカにしたヤツらを見過ごすことができなかった。」と後輩は言った。
学校は謹慎をといて、ふたりでもう一度食事に行っておいでとお小遣いをくれた。
私はそれを聞いて、友達の心を守った後輩。理解して大きな優しさをくれた先生。みんな大好き!!って思った。
そして、話しは戻り・・
私は大阪生まれの大阪育ち。1度も「とうきび」と言ったことがない。そう呼ぶ資格がないって今でも思ってる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?