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30万払って整形をやめた。

私は今、新卒から働いた会社を退職予定で有休消化中です。
出勤していた時からずっと、「有休消化は絶対に整形のために使う!」と決めて
数ヶ月前から、したい施術で有名な先生に話を聞くためにいくつものクリニックにカウンセリングに行き(関東から関西まで)シュミレーションをしていただいた中で一番いいかもと思えた先生に手術の予約をしました。
家から遠いクリニックだったため、2〜3日過ごすためのホテルの予約もしました。

予約してからも、インターネットでいろんな年代のいろんな症例を見て
自分だったらこんな感じかな・・・と毎日想像を膨らませ、手術日を楽しみにしていました。

しかし、手術日を1週間前にしたところで、「本当にやっていいのかな」と言う気持ちが急に湧いてきました。
ずっと悩んできたコンプレックスが解消されることは嬉しいはず。
目の手術なので、ダウンタイムが明けたらいろんなメイクができてきっと楽しいはず。
約30年この顔で生きてきて、メイク映えしない自分の目が本当に嫌いだったけど整形したら、今度は整形したという事実が自分を苦しめるんじゃないかと思えてきました。
誰にも言わずにやろうとしてたので、年末年始の帰省で親や友達はびっくりすると思うし、目以外にもコンプレックスがあるので仮に整形がうまくいって褒められたとしても手放しで喜べる気がしませんでした。
目を治しても次は鼻、輪郭、色々治したくなってくると思います。
目だけでもこんなに悩んでいるのに、他の箇所もとなるとその度に少しずつ心が削られていくのではないかと思いました。

もちろん整形して気持ちが明るくなれる人もいると思います。
私ももしかしたら「やってよかった」って思うのかもしれません。

やりたい気持ちと、やって後悔しそうと言う気持ち。
やるならこの有休消化中しかないという焦り。
日によって、よしやろう!と思う日もあれば、やって後悔しないか、自分自身が変化に耐え切れるか不安な日もあり、その間にもキャンセル料が発生する日はどんどん過ぎていきました。

そして結局、100%やりたいと思えず手術日の当日にキャンセルすることにしたのです。
当日キャンセルは、施術料の100%のため30万。
本当に無駄遣いの極みだと自己嫌悪しました。
でも不思議と手術しなかったことに対する後悔はなくホッとしたのです。

私にはまだ覚悟が足りなかった。
自分の自信のなさを外見のせいにしてきたところは正直あります。
自分に自信を持つためにできることをやり尽くして、
それでもまたやりたいと思えたら
今度こそ100%の気持ちで受けられる気がします。








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