英語を使った仕事に就く~英語スコアのあげ方①~
日本は、新卒も中途も、TOIECが応募条件になることがほとんどだ。だいたい採用の世界では、
600点以上あれば、基礎力があり、ポテンシャルがあるとみなされる
外資系や英語を使った仕事に就きたいのなら、それ以下のスコアなので、それ以下はまず書類で落とされる。「今、英会話を習っています」というアピールをする人もいるが、新卒ならまだしも、中途採用ではなかなか厳しい現実だということを受け入れることが第一歩だ。何を隠そう、私がそうだった。30代中盤、まだTOIECが500点代で、英会話学校に週2回ほど通っていて、外資系の会社に転職しようと応募したが、書類が通過したことはなかった。こうして書類選考をする立場になり、「そりゃそうだよね」と思う。
では、どうやって600点に持っていくか。テキストを買って、ネットのコンテンツを見て勉強するだろう。そこで振り返ってほしいことがある。
ListiningとReading、どちらのスコアが高いか
誰でも、何に対しても得意、不得意は存在する。英語も「何を言っているか、だいたい分かるけど、文章を読むのが苦手」という人と、「文章はすらすら読めるけど、聞き取りができない」という人がいる。それでいい。
どちらが得意か、好きか把握し、それをたくさん勉強する
英語に限らず、好きなこと、得意なことは、寝食を忘れ、時間を忘れ、没頭し、集中できる。その中で、新しい知識が増えたり、わからなかった問題が解けると、「嬉しい!もっとやりたい!」ともっとやる気になる。そういう気持ちを持つことがもっとも大切だ。
「じゃあ、苦手なものをやらなくていいのか?」当分はやらなくていいと私は思う。得意なこと、好きなことが習慣化し、楽しくなってくれば、苦手なことにも少しやってみようかなという”心の余裕”が出来るまでは。「勉強しなくちゃ」という自分への義務感で勉強しても、やる気もないし、集中力もないので身に着かない。そんな状態で、何時間もテキストとにらめっこしたり、ネットコンテンツを見ても、記憶に残らない。時間の無駄だ。その時間を得意なこと、好きなことに充て、それでスコアが上がったら、もっとやる気になる。
TOIECはListingとReadingは、だいたい500点づつの配分。得意な分野で500点満点を取ったら、苦手な分野は最低100点取ればいい。幸いTOIECはマークシート式。問題が分からなくても、塗ったら正解かもしれない。0点と言うことは考えにくい。
好きなこと、得意なことから手を付けよう!
追記:sagako0302さんのイラストを使わせていただきました。ありがとうございました。
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