英語を使った仕事につく~英語の実践力のあげ方①~
これまで、英語のテストの点数のあげ方についてつづった。次は実践編!と行きたいところだが、テストについて、もう少し書いておきたい。
日本は、英語力を問う時、必ずTOIECだ。私が学生の頃は、英検がメインだったが、今は、TOIECに押されている。だが、もし、本気で英語を使った仕事をしたいなら、TOIECでは、お話にならない。なぜなら、ListiningとReadingしかないからだ。語学とは、他にもWritingとSpeakingがある。
Listening & Reading =Input
Writing & Speaking = Output
仕事において、Inputだけなんてことはない。むしろ、外国人とコミュニケーションをする時、正確な英語が求められているのではなく、Outputである、
はっきりと自分の意思を伝えること
の方が、何十倍の大事なのだ。外国に行くと、人の話を聞いておらず、自分の言いたいことを主張する場面によく出くわす。まず初めに、”私は嫌です!”とはっきり言って、そのあとに理由を説明している。が、細かいことはたいていスルーされていて、はたから見ると、”ほぼゴネているだけ”に見えなくもない。でも、それでよく、それが大事だ。一旦、嫌だと主張すれば、たいていの人はそれで引き下がる。日本人のように忖度はしない、空気は読まない。これが、語学を学ぶ上で、一番必要なマインドだ。それは学校では教えててくれない。
マインドは分かった。次は、実践のOutputに行くのもいいが、外国人に対して、そんな自分の意見を英語で強気に主張できる?と心配になる人もいるだろう。だったら、まずは練習。そこでおすすめのテストがある。
TOFLE、ILETS、ケンブリッジ英検
日本ではなじみの少ない英語のテストだが、海外の大学入学や移民申請の条件では必須の公式英語試験だ。先に述べたListening、Reading、Writing、Speakingがまんべんなくテストに網羅されている。いわゆる正しい英語表現なので、覚えていて損はない。
余談が、よく「外国人と付き合えば語学がうまくなる」と言われる。あながち間違いではないが、どんな言葉を使う相手か、による。自分の周りを見渡しても、意味を知らず適当な言葉を使う日本人、ボキャブラリーが少なくいつも同じ単語を使う日本人、擬音で会話が成立する日本人もいるだろう。そんな人に語学を習ったら、友達としてはいいが、仕事で英語を使う時に、恥ずかしい思いをするだろう。
まずは、TOIECでInputに自信がついたら、こうしたOutputを加味したテストに移行するのもいいだろう。たとえ、英語での実務経験がなくても、これらのテストのスコアがあれば、InputしかないTOIECよりも、「より実践に近い英語力を持っている」と、企業からみなされるだろう。
受験料が高く、1年で試験できる回数が少ないが、業務で英語を使う機会がなかなか持てない人は、是非検討してほしい。
追記:sagako0302さんのイラストを使わせていただきました。ありがとうございました。
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