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①何度目かのインド訪問で・・・。

サイババのアシュラムには、世界各国から信者さんが訪れていました。

日本人も当然たくさんいて、いろんな方とお話しましたが、その場限りの知りあいで、連絡先も知りません。その人達がいつまでいるかも・・・知りません。

アシュラムは自由な場所だったのです。

その頃は、「アガスティアの葉」も書籍になっていて、日本でもブームになっていました。自分の葉っぱを探しに行く人も多かったと思います。

あちらで・・・自分のアガスティアの葉を探しに行きたい・・という男性に出会いました。どうやら一人で来ているようで、当時は一人でインドまで来て凄いな・・と思い、お話をしていました。数日間アシュラムにいたので、何度かみんなと一緒にお散歩したり、食事をしていたのです。

その男性より、私たちの方が先に帰る事が決まっていたので、〇日後に帰るね・・・・と、言うと・・・

「僕は自分のアガスティアの葉を見るまでは絶対に帰らないし、帰れないんです。でも・・そのためにはお金がどうしても足りなくて・・途中で帰らないといけないかもしれない・・・。次は来られるかどうかわからない、だからどうしても行かなきゃいけない・・。」と言ったのです。

何か思う所があったんだろうと・・・深い事も聞かなかったけれど・・・。

たまたま私は帰りまでの交通機関の切符を全部購入していたのです。いつもは飛行機などの時間が不安定なので、到着した時に切符を購入して帰ってくるのですが、この時に限り、最後の切符まで購入していたんです。

さらには、100ドルぐらいだっけかな?持っていたので、それももう使う予定はなかったし、交通の時間が狂わない限り、必要のない持って帰るだけのお金でした。なら、渡してあげたら葉っぱが見つかるじゃない!

と・・・一応、友だちにいくら持ってるか聞いて・・・困ったら貸してね。

という約束をして、私は10ドルだけ残して、全部彼に渡してきました。返さなくてもいいから、いつでもいいよ・・・って。彼はきちんとした方で、電話番号と連絡先を教えてください。と・・・言われたので、一応教えて翌日に私たちはアシュラムを出ました。

いつもはインドからの飛行機は遅れるし、途中のトランジットの国でも出発も到着も全部時間通りではない・・・ちょうどに到着することなんてありえない交通状況だから、10ドルの私はドキドキでした。コーヒーも買えるのかな?と思ったりして。でも不思議と・・・いや、このまま時間が狂わずに切符があったら時間通りに帰れる。という自信もあったのです。

これは神の采配である・・と。


そして・・・友人と空港で別れて・・自宅まで。なんと不思議な事に、まったく時間の狂いもなく、持っていた切符の時間通りに飛行機やバスを乗り継いで帰ってこられたのです。

なんと不思議!

友だちも同じぐらいに自宅に到着して無事を確認しました。

友だちには「帰りに10ドルしかない事に、私の方ががドキドキだったよ・・・全部お金を渡しちゃうんだもん。びっくりしたよ。それもインドで! でも、良かったね。無事に帰れて。」という言葉をもらったのを覚えています。

それぐらい海外に行くと交通の時間はアバウトで、日本のようにきちんと定刻に出発することや、定時に到着することがなかったんです。

なのに、この時ばかりは、すべての時間が切符に合わせるようにうまくいきました。きっと、私のお金は彼に渡すはずだったんだろう・・・と確信したんです。

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