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貯金から資産形成へ:安全な投資の始め方ガイド
🌟 初心者向け投資ガイド:安全で効果的な資産運用の始め方
前回はやってはいけない投資についてお伝えしましたが、今回は初心者がやるべき投資について詳しく解説します。
💼 証券口座の開設
まずはあなたは銀行口座以外に証券口座を持っていますか?証券口座がなければ初心者が安心して買える投資商品をそもそも購入することができません。なので最初に証券口座を開設するようにしましょう。
🏦おすすめの証券口座
おすすめの証券口座は実店舗を持たないネット証券です。なぜなら手数料が安く自分自身の利益が還元されやすいからです。おすすめのネット証券は楽天証券やSBI証券です。申し込みの際にNISAとiDeCoの口座も同時に開設することをおすすめします。
⚠️NISAとiDeCoの口座は1つの証券会社で1つずつしか持つことができません。複数の証券会社でNISAやiDeCoの口座を持つことができませんので、今大手証券会社でNISA口座を保有している場合は移管手続きを行いましょう。
マイナンバーカードがあれば、ネットで簡単に口座開設ができます。
🔰初心者おすすめの投資商品
口座開設ができたら商品を選んでいきます。最初は数多く商品があるため混乱してしまうと思いますが、今の商品が良いのかきちんと検討してから申し込むようにしましょう。
初心者におすすめなのは、S&P500やアメリカ株に関連した投資信託です。個別株投資と違って、様々な商品が詰め合わされたものとなっているので、投資信託に投資するだけで分散投資することができます。個別株よりもローリスクなのです。
これらの投資信託を持つにあたっては、15年以上保有するという前提で考えましょう。なぜなら、15年以上を保有した場合はほぼプラスになっているというデータが出ているからです。もちろんそれ以下の保有であったとしても、プラスになる可能性は非常に高いのは、過去50年のアメリカのデータを見ればわかることです。
🌟投資信託を選ぶ際のポイント
1. 管理費用(信託報酬を含む)が0.2%未満のものを選びましょう。
2. 投資信託の純資産総額がある程度大きい(50億以上)ものを選ぶようにしましょう。
👆投資信託市場も競争が激しく、純資産総額が少ない商品は将来なくなる可能性があります。そのため、純資産総額も必ずチェック✅しましょう。
🇺🇸世界一安全な資産とは…?
アメリカ国債は世界一安全な資産として推奨されますが、投資信託を第一優先で検討しましょう。その理由は、アメリカ国債をNISA口座やiDeCo口座で直接購入できないためです。また、為替の影響も考慮する必要があります。
私の経験では、2022年3月に円が1ドル130円の時にアメリカ国債を購入しました。2024年12月現在、為替レートは1ドル157円となっており、27円の差が生じています。この為替変動により、投資に利益がもたらされました。
アメリカ国債には主に2種類あります:
1. 利付債:定期的に利息が支払われる
2. ストリップ債:満期時にまとまった利益が得られる。
ドルでたまにお小遣いを貰いたい場合は利付債を選択しましょう。
投資する際は、格付けがAプラス以上のものを選択することが重要です。アメリカ国債の特徴として、株式と比較して短期間での大きな価格変動が少ないことが挙げられます。
ただし、アメリカ国債は他の金融商品と比べて利回りが低い傾向にあります。例えば、過去10年間のS&P500指数の平均利回りが12.864%であるのに対し、米国10年国債の利回りは4.08%程度です。このため、高いリターンを求める投資家には不向きかもしれません。
投資を検討する際は、自身のリスク許容度や投資目的に応じて、適切な資産配分を行うことが重要です。
🇺🇸手数料が安い!ETFとは…?
一方で、ETF(上場投資信託)は流動性が高く、国債よりも少額から投資を始めることができます。ETFは手数料が非常に低いため、コストを抑えながら効率的に資産運用を行うことが可能です。また、ETFの多くは定期的にドルで分配金を受け取ることができるため、安定した収益を得られる点も魅力的です。
ETFは国債と同様に比較的リスクが低い投資商品ですが、株式市場の変動によって価格が上下する可能性もあるため、自分の投資スタイルや目標に合った商品選びが重要です。このような特性を理解した上で活用すれば、ETFは長期的な資産形成において非常に有効な選択肢となるでしょう。
💱 受け取ったドル💲の効率的な活用法とは?外貨MMFの魅力
ドルで受け取った分配金をそのままにしておくのはタンス預金と同等になってしまうため、ドルで受け取った利息は外貨MMFで運用してみましょう。現在は4%前後(2024年12月)の高水準となっています。ただし外貨MMFは元本保証ではないのと金利が変動しやすいというデメリットがあります。わざわざ円を外貨MMFで運用するのではなく、ドルで受け取った小額の資金をMMFで運用するのをおすすめします。
🏦 NISAより節税になる?!iDeCoの魅力
iDeCoの投資はNISAの投資と似ている部分もありますが、いくつか重要な違いがあります。iDeCoの商品は60歳まで原則引き出しができないため、長期保有を前提とした商品がほとんどです。ただし、iDeCoでは投資信託だけでなく、定期預金や保険なども選択肢に含まれており、NISAとは異なる特徴があります。商品の選び方については、低コストで分散投資が可能なものを選ぶという点では共通しています。
iDeCoの大きなメリットは、NISAにはない税制優遇があることです。具体的には、拠出時に所得税や住民税の控除を受けられるため、節税効果が期待できます。一方で、NISAにはこの控除がないため、iDeCoを少額からでも開始することをおすすめします。
🧓老後の不安解消にiDeCoを活用せよ!
フリーランス(自営業者)は国民年金保険のみの加入で厚生年金には加入していません。そのため、iDeCoの拠出限度額は会社員よりも高く設定されており、月額6.8万円(年間81.6万円)まで拠出可能です。これは、フリーランス(自営業者)が自身で老後資金を運用・確保する必要があるためです。
今年から少額ずつでも始めることで、老後資金の準備を進め、不安を少しずつ解消していくことができるでしょう。
🔮 次回は…
誰もが必ず迎える死。死に直面した時ほど人は冷静さを失います。しかし、死を事前に冷静に受け止めることができれば、穏やかな最期を迎えることができるでしょう。次回は、私の人生を大きく変えてくれた、100歳のおばあちゃんとの実話をお届けします。どうぞお楽しみに!
🗣️音声配信
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