レバノンのテレビ番組で妻殴り討論のパネリスト: 夫に殴って欲しい ; 他のゲスト:妻が俺を拒否したら、俺は彼女をレイプし、ガソリンをかけ、火をつける
MEMRI TV 2020年12月16日放送の記事の翻訳です。
2020年12月16日、LBCテレビ(レバノン)は妻への暴力を取り上げたトーク番組を放送した。番組のゲストであるアフマドは、女性がいかに「商品」であり、夫に仕え、夫を喜ばせることだけが役割であるかを説明した。その一例として、彼の妻は18年間毎日、時には屋外でさえも、夫に対する "尊敬 "の念を周囲に示すために、夫の入浴介助をしてきたと語った。テレビ番組の司会者マレク・マクタビに、妻がセックスを嫌がったらどうするかと聞かれ、アフマドはこう答えた: 「レイプします。力ずくで、暴力で。無理やりやる。」妻をどのように殴るかを人形で実演しながら、妻が言うことを聞かない場合は、顔面を数回平手打ちするべきだとも言った。それでも妻が立ち上がらない場合は、「妻にガソリンをかけて火をつける 」とアハマドは詳しく語った。
番組の冒頭で、レバノン人女性のサマへルは、妻を殴る事に「200%」賛成であり、夫に殴られた女性は警察や家族、隣人にに駆け込むべきではない、「家庭で問題を解決するべきだ」と語った。番組のもう一人のゲスト、ジーナは、夫に殴られることを受け入れる女性は動物であり、殴られて当然だと答えた: もし夫に殴られたら、「腕を折って首にくくりつけてやる」と答えた。サマへルは、男性が愛ゆえに妻を殴ることもあると答え、こう付け加えた: 「私は夫に殴ってほしい!」
サマヘル 「私は(妻を殴ることに)200%賛成です。もし妻が、夫がイライラしたり、疲れている時に我慢できなければ、経済状況が悪い時に我慢できなければ......もし夫がタバコ一箱とパン一個分のお金も持たずに家に帰ったら(例え何も持っていなくても)、妻は我慢しなければならなりません。もし彼が私の夫なら、『愛しい人』『愛している人』と言うばかりではなく、文句を言ったり、平手打ちを食らって迷惑をかけたりすることもある。いや、我慢しなければならなんです。」
「夫に平手打ちされても、警察署や家族、近所の家に駆け込んではいけません。問題は家庭で解決する事。あちこちの施設や協会に駆け込んではいけません。子供達が関わっています、路頭に迷うかもしれない子供達が。何のために?平手打ちされたから?そんなぁ... そもそも彼がなぜ平手打ちをしたのか、その原因を調べるべきです。もしかしたら、彼女が彼を挑発したから平手打ちしたのかもしれないでしょう?」
ジーナ「女性は人間であり、動物じゃない!教会で結婚しようが、シャイフ(首長)の前で結婚しようが、市役所で結婚しようが、彼があなたを殴っていいと言う文書は存在しない。私は誰かと結婚するのは、平和で安全に暮らしたいからであって、私の料理が気に入らないから私を殴ったり、叩いたりするような怒った男のためにドアを開けたくないわ。あなたの言っていることは筋が通ってない。それに、なぜ一般化するの?自分を殴る夫を受け入れる女は動物よ。そんなのは人生じゃない。そんなのは結婚生活じゃない、家畜小屋で暮らしているようなものよ。」
サマヘル「時には、愛情から彼女の注意を引き、事態を悪化させないようにするために殴ることもあるわ。」
ジーナ「愛する人を殴ることができる?」
サマヘル「ええ」
インタビュアー 「夫があなたを平手打ちすると脅したら?」
ジーナ「私なら彼の腕を折って首にくくりつけるわ。なぜなら、私は殴られる事など受け入れないからです。」
サマヘル 「もし夫がみんなの前で私を叩いたとしても、中東の女性として、私は彼が悪いとは言いません。私の夫、私の名誉です。」
ジーナ「彼女は殴られて当然の女性です。あなた
は殴られて当然よ。もし私達がこのスタジオの中にいなかったら、私はあなたを殴り倒していたわ。」
サマヘル「やってみなさいよ。」
ジーナ「あなたのような女は殴られて当然よ。何か言う事は?私には自分を守る権利があるわ。」
サマヘル「なら自分を守りなさい。私は夫に殴って欲しい。夫に殴られたいわ。」
アハマド「(嫁は)俺が家に帰るまで待っていてるべきだ。そして、俺が何を必要とし、何を欲しているのかを知るべきだ。俺にとって女は物のようなものだ。嫁は俺が望むことを正確に行う必要がある。」
インタビュアー 「"物 "とはどういう意味ですか?」
アフマド「物だよ。何の価値もない。何もだ。」
インタビュアー「どういう意味ですか?」
アフマド「俺が嫁と結婚したのは、嫁が俺の望みをかなえ、私に仕えるためだけだ。それだけだ。俺が風呂に入りたければ、嫁は俺を風呂に入れる。俺は自分で風呂に入ることなどない。」
インタビュアー 「彼女が嫌がったら?」
アハマド「嫁はとにかくそうするんだ。」
インタビュアー 「なぜ彼女にシャワーを浴びせて
貰いたいのですか?」
アフマド「嫁は18年間、俺を風呂に入れているんだ。」
インタビュアー:「18年も?毎日ですか?」
アフマド「そう、毎日だ。」
インタビュアー「誰が?」
アハマド「嫁が」
インタビュアー 「どこで入浴するんですか?」
アハマド「浴室ですることもあるし、家の隣の庭ですることもある。この女が夫を尊敬している様子を人々に見せるためだ。これは恥ずかしいことか?」
「コップ一杯の水を持って来いと言えば、嫁は弾丸のような速さで行って持ってくる。食べ物を持って来いと言えば、嫁はそうする。」
インタビュアー 「もし持ってこなかったら?」
アフマド「嫁は顔を2、3回平手打ちされるだろう。立って、自分の夫に水を持ってこい!」
インタビュアー 「もし彼女が立ち上がらなかったら?」
アフマド「その時は、嫁の全身にガソリンをかけて火をつける。」
「女の役割は男に尽くすことだ。男が(生計を立てるために)懸命に働くのと同じように、女は家庭で夫のために懸命に働くべきなんだ。」
インタビュアー 「彼女を殴ったんですね?」
アハマド「ああ、2、3回叩いたと言ったね。それから?嫁が立ち上がらなければ、もっと叩く。嫁が立ち上がって、一日中よく働くアンタラ・イブン・シャダッド(アラブの騎士)に水を持ってくるまでね。誰が彼に仕えるって言うんだ?」
「レイラ、水を持ってきなさい。疲れて帰ってきたから、飲みたいんだ。」
レイラ「自分でやって。私はテレビ番組を見ているのよ。」
アハマド「レイラ!水を持ってこい!仕事で疲れて帰って来たんだ。」
レイラ「『私が番組を見ているのがわからないの?」
アフマド「何の番組だ?」
レイラ「トルコの番組よ。」
アハマド「それはすごいな!トルコの?立ち上がりたくないのか?これがお前が受け取るもんだ。(殴る)」
インタビュアー「奥さんに "ノー "と言われたら?」
アフマド「嫁とセックスしたい時?」
インタビュアー「彼女が(セックスを)したくなかったら?」
アフマド「いつから嫁は自分の思い通りにできるようになったんだ?」
インタビュアー 「彼女は(セックスを)したくないいんです。」
アフマド「もし嫁が(セックスを)したくないなら、俺は嫁をレイプする。」
インタビュアー「どうやって?」
アハマド「力ずくで、暴力で。」
インタビュアー「どうやってですか?」
アハマド「嫁に無理やり迫るんだよ。」
インタビュアー 「でも彼女は(セックスを)したがらないんですよ。」
アフマド「俺の欲求はどうなるんだ?」
インタビュアー「待つべきです。」
アフマド「待てないよ。」