おつまみの明太ポテトサラダ(レシピ有り)
「毎日、自炊して凄いね」
「シェフだと料理に時間かけずに良いね」
「家に帰ってまでめんどくさいないの?」
「いちいち作っていて大変じゃない?」
etc
そんな言葉をかけられる事が多い。
理由は、たった一つだけ。
「美味しくて、安心なものが食べたい」
世の中には、美味しいものが溢れている。
安心なものも対価で手に入れることが出来る。
食を愛する私は、両方欲しい。
「美味しくて安心なもの」
美味しいだけでもなく、安心なものだけではなく、
ふたつセットなものを。
欲張りもん!
ポテトサラダは、人気物。
主役・脇役・エキストラまで乗りこなす。
そして、ポテトサラダには、各家庭の味や思い出というエッセンスが
つきもの。
茹でたジャガイモの潰した方、加える食材、使う調味料、
皆さまの「ポテトサラダ」を聞いてみたい。
今夜のおつまみは、アレンジヴァージョンのポテトサラダ。
何故ならば、明太子がたった一腹分だけ残っていたから。
おつまみの明太ポテトサラダ
insalata di patata e Mentaico(uovo di baccalà sotto sale e peperoncino)
ジャガイモ(中) : 2個
明太子 : 一腹分くらい
人参 : 10センチくらい
きゅうり : 1/2 本(軽く塩もみする)
玉ねぎ : 1/4 個
マヨネーズ : 大さじ2
オリーブオイル :大さじ1
塩、胡椒 : 少々
ジャガイモを好みの硬さに茹で上げて、熱いうちに皮を向き、お好みに潰す。
塩もみキュウリの薄切り、人参、さらした玉ねぎの繊切りを用意する。
ボウルに、腹から出した明太子とマヨネーズ、オリーブオイル、塩でソースを作り、
ジャガイモ、各野菜を混ぜて、盛りつけ。
最後に、ガリガリと黒胡椒を削ると大人風味の味に。
時短が主流の現代で、とても合理的で、素晴らしいアイデアはたくさん。
そんな中、
私は、丁寧に調理しようという心持ちで行う、ひとつひとつの調理を愛している。
例えば、薄切りにしたキュウリに軽く塩をし、数分すると、美味しそうに発色する。
流水で塩味を流し、キュッと水気を絞る。
これだけ、シャキシャキとした雑味のないキュウリになって、
すりごまと和えたり、鰹節をかけたりして、片手にお酒を持ちたくなる。
雑多な時間が流れているとするならば、
一日の中の30分を、我が食生活のために使ってみるのも
案外と良いものかもしれない。