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ゆとり教育のエリート

こんにちは。
ふとニュースを見ていて思ったことを。

わたしはバブル崩壊の時代に生まれ、少し景気が良くなったと思ったらリーマンショックがやってきてまた景気が悪くなって、その頃に青春時代を過ごし。しばらくすると大きな地震が起こったり、毎年のように大きな台風がやってきて大きな災害が起こったり。そして今は未知のウイルスにやられる始末。ここまで辛いニュースが多かった人生の中、生まれ、成長してきたなぁとふと考えました。それに加え、わたしは“ゆとり教育”が始まったころに学生生活が始まり、“ゆとり教育”が終わったころに学生時代が終わったゆとり教育のエリート。「ゆとり世代はほんとに」「最近の若者はねぇ」なんていわれることが多かった。

ゆとり世代の私自身から今思うこと。この時代に生まれ育ってきた世代に、ゆとり教育は必要だったと思う。ITが進歩する中で、もちろん学力も必要だろうと思う。でも…。どれだけ成績が良くても、学歴があっても、優良企業で働いていても。この辛い日々の中、とにかく生き延びなくてはいけない時代に、心の健康を守りながら生きていくためには心の教育は必要だったと思う。自分の心を育てること、人の痛みを感じること、それぞれみんな違うこと、それを受け入れて共存していくこと。そんなことを学校教育の中で身につけさせてもらった。私は「ゆとり教育バンザーイ」です。最近の若者は繊細なんて言われがちですが、「協力」や「きずな」をこんこんと道徳教育の中で教えられてきたのだから。自分の気持ちを繊細に表現できるようになったり、人の痛みを自分に投影できるようになった人も多いんじゃないかと思います。上の人に言われたことを忠実にこなしていくこと。組織の中で自分に与えられた役割を果たすこと。それも生きていくためには必要なことで、そんな生き方もあるけれど。ゆとり世代はその生き方とは違う生き方をしているんだと思ってもらえたらうれしいです。

辛い日々の中、楽しく生き延びられるのは今の若者でありたい。これからを担う若者みんなで辛くても楽しくこの時代を乗り越えていきたい。つらい状況の中でも、政治はみんなの痛みを感じて進めてもらいたい。わたしにはみんなを先導する力なんてないけれど、私たちの仲間がこれから時代を引っ張っていってくれると思うと、これからがとても楽しみです。


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