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6月です。
33歳の時、大学にもう一回入学し、特別支援学校教諭免許状を取得しました。
なので、教育実習は最近のできごとです。
その同じ学科に、私の高校の時の同級生も、大学の後輩も入学し、今、教育実習を頑張っています。
仲間が増えて嬉しいです。
特別支援を共に考える先輩は多いですが、同期や同級生や後輩がどんどん仲間になっていくのがすごく嬉しいです。

とともに、
自分の情熱の熱さがかわってきているのを感じます。
「理想」を語らなくなったな、と思います。
つい最近まで、理想だけで熱く語れるほど、教育のことを考えていました。

でも、私の中で大きな失敗を経て、
感じるものが少し変わりました。
若い時は、失敗してもいいやって思っていました。
いや、今も失敗だらけですよ。
失敗するには原因が必ずあることを知りました。(当たり前やがな)

現状を見ずに理想を語ることの怖さを知り、
今は、「とりあえず見てから」の人になりました。
平熱、ってところでしょうか。

一生懸命?いや、いっぱいいっぱいの時代よりは、
生徒を見れている気がします。
10年前に、同じ学校だった先生が、
「あの頃は、精一杯な百合香さん。体当たりすぎて大丈夫かな〜?と思ってたよ」
と言われましたw

自分の力で
自分が頑張れば
自分だけでどうにかできると思っていた時代がありました。
つい最近まで。

今は、一歩引いて世界を見ている感じがきっと私にとって
温度が下がった感があるのかもしれない。
だからちょっとだけ不安があります。
「本当にやりたかった仕事なのか」と。

教育や発達は生涯勉強したい。
自分のこと以外は他人事だから、一生勉強しなきゃアップデートできないと思う。
自分のことでさえ知るの難しいんだから、他人は尚更。
でも、どんなに学校教育が充実しても、保護者や家の力には勝てないんだし、育てているのは保護者。
こっちは育児をしているわけじゃないから、情熱にも限界があるし、保護者は超えられない。所詮教員は、「一緒に成長を見守り促す人」でしかない。

特別支援学校の教諭は、PTでもSTでもないから専門的に体や心の治療に携われない。だとしたら、特別支援学校教諭は、どういう存在であるべきかという大学時代の教授からの問いが今でも突き刺さる。

あれ。書いていたら
もしかしたらまだ勉強が足りないだけかも?
と思ってきた。
とりあえず、平熱で頑張る。

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