宮城音弥大先生の『手相の科学~形成途上の性格学~』を読み返す
「占い」は、
“当てよう”としているもの
のように、
誤解されがちですが(;・∀・)
当てることだけに
必死になっている
占い師ばかりではなく(・_・;
メンタリストDaiGoさんの
YouTubeは、
個人的にも好きなのですが、
時にDaiGoさんは、
占い師さんと
霊能者さんを一括りに、
あまりお好みではないらしく💦
ビックリするくらい、
ざくっと批判しますね(;・∀・)
それは良いとして。
ただ、
いつもそこで思うのは…
“当てているように見せる”
「トリック」という見方で
批判していることがあり💦
それはつまり、
話の前提として…
占い師は、
“当ててみせようとしている”
という概念が、
既に入ってしまっているのですが、
それは、違いますね〜
(;・∀・)
占い師さん達は、
基本的に
“パフォーマー”ではない わけで。
過去に小耳にした
YouTube動画で、
「…そういう占い師が、
本当は、何をみているかというと、
実は、表情や行動をみて、
言っているんですね〜云々。」
と言うのがあり。
うん(´-ω-`)?
それ、
もはや占いじゃなくて、
「行動分析」をしている
ということになるね💦
でも・・・
あまりそれって、
意味なくない?
と疑問になり。
むしろ、
だったら最初から別に
「占い」
のフォームを取らない方が
よいですしねぇ(;・∀・)
いずれにしても、
何故、一般的にも、
“占い師は当てたがる”
というイメージに
なってしまうかというと…
そもそも人々にとって、
“その人に当てはまっていないことを、
滔々と助言されても意味がない”
↓
“だから、当てはまっているかどうか”
が重要
↓
その結果、
その人の物事を“当てる”と、
この占い師は“当てはまったことを言った”ので、
“信頼できる”となる
ということなのですよね🔮
大事なのは「ソコ」、
信頼 ですよね。
その人に当てはまった話を、
ちゃんとしているのかどうか。
別に、誇大化して、
“マジック”のような
パフォーマンスを見せて、
驚かせられるか否かが
重要なわけではなく(⌒-⌒; )
中には、
そういう占い師さんも
いるかも知れないですが…
占い師さん全員が、
“当てたがっている”
わけじゃなく(・_・;
占いに限らず、
そもそも、
その人に“当てはまらない”話を
延々とされるのは、
誰でもイヤですよね💦
しかも、
占い師なのに、
そこまで“対人センス”が
ない人がいたら…
その人、もともと
向いていない職業ですよね(=_=)
それはそうと。
DaiGoさんが取り扱っている
“心理学”は、
学術体系をもとにした
「心理学」ではなく、
心理学を網羅した、
“DaiGo心理学”という感じで
( ・ω・)⁾⁾
ただそれは、
一般向けには別に良いと思うのです。
下手な教員よりは、
よほど一般の人々にわかりやすく
伝えていることも多々あり
(/・ω・)/
ただ、
DaiGoさんの心理学は、
主に「行動主義」が出処で。
それだけが
“心理学”みたいな
印象を一般に与える恐れがあり💦
本当は、
心理学には、
いろいろな種類や学派があり。
人間の心の見方も、
“こういう姿勢を取ったら、
こういう気持ちになっている”
というような、
「行動」や「態度」などの
外的側面から
人間を分析して理解すること
ばかりではなく。
それに対して
批判するように出てきた、
他の心理学の見方も
沢山ありまして。
特に、
ワタクシが身を置いている
「人間性心理学」。
私の臨床の方法としては、
いわゆる折衷派(全てを取り込む)ですが、
寄って立つ理論と学派は、
A.H.マズローによる、
人間性心理学で。
ヒューマニスティック心理学
とも呼ばれますが、
ヒューマニスティックは、
人間を「行動」では
分析しないのです(;・∀・)
なので…
“当てよう”とする
↓
“行動パターンを読む”
という図式も成り立たないのです。
******* ところで。
テレビなどメディアの冗談で、
たまに、
「手相なんて、
“ただのシワ”じゃないの( ´艸`)」⁈
・・・と、冗談で言うのを、
結構、見たりしますが(;・∀・)
言う前に、
少しは調べなよ~(;゚Д゚)
…と、
驚いてしまったりもするのですが。
でも、実は、
ちょっと調べたくらいでは、
知る由もないほど、
マニアックな研究領域で✋
昭和50年代には、
日本の大御所の心理学者である、
宮城音弥先生が
「手相」について、
研究しているのです。
その著書としては、
『手相の科学ー形成途上の性格学ー』
というタイトルで、出されています。
私の好きな本のひとつですが、
帯のところには、
こんなふに書かれています。
「 古代から人間は
手について好奇心をもってきた。
とくに、手のすじの中に
自分の運命をみようとする手相術は
洋の東西で盛んに行われた。
それは俗信または迷信の形で
人間を支配してきたので、
今日のように科学の時代になると、
手相などは科学が
取り扱うべきものではないという
タブーに支配されて、
手は科学、
とくに心理学の対象になることが
ほとんどなかった。
しかし、占星術から天文学が生まれ、
錬金術から化学が発展したように、
手相術から手相の科学は発生しないであろうか
(第1章より) 」
そして、内容も、
時代が時代だけに、
当時の海外で主流だった、
実験心理学や行動心理学とも
なまなましいほど結びついていて、
多岐にわたる見解から、
手の相の型などが
分類されているのです。
例えば。
脳神経と、手のつながりについて。
血管と自律神経の要因からくる、
手の相について。
甲状腺機能と手の形の関係。
温度、湿度、屈伸性、
各指と人間性の関係等々のほか、
臨床的判断からの、
手相を読む方法なども述べられていて。
まとめられた表、
「科学的手相学の基礎」には、
●遺伝(ホルモン系も含む)
⇒体系→手の形・爪の形
●病気
⇒身体症状→手の形・爪の形
●感情
⇒自律神経→手の色・温度など
●手の活動(触る・つかむ・身振り)
⇒脳の痕跡→手の色・温度など、手筋
といった具合に分類されています。
これだけ見ていても、
いかに手相が、
人間の内部との関連のサインを
出している可能性が高いかを
示していることを知ります。
・・・つまり、
その「ただのシワ」は、
行動のたびに使った通りに、
できているだけではなく、
手のひらの皮膚を通して、
深い意味を醸し出していて
『それ』を読み、
『その人』を理解しようという
試みなのです(・∀・)
そしてもちろん、
個人の「生き方」は、
その人の「運命」を
つくりあげているので、
そこを読むことも
可能になるわけで。
決して、
“当てるため”に占うのではなく、
“その人が、どのようにつくられ、
今、ここに在るのか、
そして、これからどのように
進んで行く可能性があるのか”
そこに、
“熱烈な興味”を持って接するのが、
心得でありましょう。
…昔、何かのCMで
ありましたが(;・∀・)
占い師 「あなたを占ってあげましょう」
女子 「…はぁ。」
占い師 「…ん!!あなたは猫を飼っていますね?!
←(実は服に着いた動物の毛をみている)」
女子 「いえ…犬です。」
占いは・・・
そういうことじゃないです、
えぇ(;・∀・)
皆さん先生方、
それぞれの占術と方法論で、
対人エネルギーをつかって、
一生懸命、
その人の人生に関わりを
持っているのです('ω')ノ
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東京 自由が丘
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