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四冠達成とメリーゴーランドの話

毎日昼抜きで仕事をしたら土曜は出社しなくてよくなりました。おめでとう私ありがとう弊社。

金曜日と土曜日は竜王戦第4局でした。結果はニュースの通り。凄まじい勝率を誇る藤井三冠が藤井竜王になりました。おめでとうございます。

私には盤面の何がすごくて何が怖くてどうしたらいいのかはぼんやりと見ているだけなのですが、真剣勝負は何事にも替え難い良さがあるなあと、勝ち負けのあるものに関しては思います。

特に将棋はその全てを1人で背負って戦うものだから、その一生をかけて何百回も勝ったり負けたりを繰り返して生きていくお仕事、常人には考えられない世界で、それを覗かせてもらえることは有り難くもそして少し恐ろしく、生き様と呼ぶのも烏滸がましいのですが、どの棋士の先生方も尊敬する所以です。

今更誰しも知っていることではありますが、Abemaプレミアムに入るとタイトル戦などはペイパービューが課金なしで視聴でき、注目対局にはマルチアングルがあり、あとは追っかけ再生ができます。

ぶっちゃけ超便利。あと楽しい。

ただ、視聴期間が最近短縮されてしまったのと(オールスター予選で推し先生が会長に勝った対局は期限が切れる前にもう一度見なければ…)、マルチアングルが4画面から2画面になってしまったので、これからもマルチアングル見たいよーと思って書いている今回です。(4画面の時は通常画面、両対局者、盤面のみ&現地レポートで、盤面のみとレポートが入る画面が私はいちばん好きでした…)

推し先生は通常画面の解説にいらしていることも多いですが、金土曜はマルチアングルでした!

マルチアングルではおやつレポート、対局地周辺紹介、どこでも大盤解説、タラレバ検討会、一日の振り返りなどが行われていました。タラレバ検討会も別動画じゃなくなってしまったのは残念といえば残念なんですが、私はこの企画も好きです。棋士の皆様のお話しはとても興味深いので…。

金曜日はシフォンケーキを苦心して召し上がってからの風雨の中のタラレバ検討会、日が沈む頃には強風の港でどこでも大盤解説で寒そうで、お風邪を召されないか心配でしたが、土曜日は晴れていてよかったです。

山口県は行ったことがないのでいつか行ってみたいなあ…ふぐより瓦そばの方が気になります。

さて、私は年齢が年齢なので、羽生先生が若かりし頃にもテレビで将棋を見られていた時代の人間なんですが、その頃って趣味で自分も指す方がテレビや新聞の盤面が連載されているあの欄で見るものだと思っていたんですよね。

青い将棋の新聞があることは大学時代に知りました。何故ならとある場所の同じ部屋で私もスポーツ新聞を作っていてですね…あの頃は多大なご迷惑をおかけしたことをお詫びしたいと思いますよね…

話が逸れましたが、今は見るだけでも楽しいことが分かってよかったということが言いたかったです。で、寝ながら見ていて飛び起きたのはこれ。
※スクショは載せない主義なのでヘッダーはフリー版権ものです。

土曜日のどこでも大盤解説はレトロな遊園地からだったのですが、解説は杉本先生と藤森先生、長谷川先生でした。わかりやすいなーと思いながら背景のぐるぐるしているメリーゴーランドに目をやると…

髙見先生が……ぐるぐるしてる……

10回くらい巻き戻してしまったことを懺悔します。朝カレーからぐるぐるして胃は大丈夫だったんでしょうか。あと乗ってる馬はやっぱり末脚が切れるのかしら。

安易に喜びましたが、私は先生が時々仰る「どこで解説しても将棋は将棋」(少しニュアンスが違うかも)という普及に対する心意気を尊敬しているので、ありがたく拝見しました。拝んでおこう。

今日はマルチアングルが楽しかったよって話でした。夕方の大盤解説も、対局の振り返りも、お話しが分かりやすくて親しみやすくて、私のようなぼんやりにはとても助かります。

最後に娘がこんなことを言っていたので残しておきます。ポスターをもらいたい私との願望の一致がここに。

地球が侵略された暁には、国語と算数を削って将棋の時間にしてもらえないかおねだりしたいらしい。…それでいいのか…


2021.11.