見出し画像

全員で!ってやっぱり言う話

今回は書くことに悩んだわ…。たまに、こう、私何したかったんだっけ?みたいになる日もあります。多分、バスケ見た記録を残したいだけ。私が未来の私のために。

今回もつらつら書くパターンです。なんとなく気乗りしないのは、目を逸らしてきた話題に触れたいから。

2連勝でした。

最下位との対決、2つ取れたことを素直に喜びたいと思います。私は優勝を諦めていません。ですから、絶対勝たなければいけない試合がある、その2つだったと思います。

今回スコアの基準を勝手に頭の中で考えていて、それは89-59でした。30点差です。そのくらい取りたいし、60点以下に失点は抑えたかった。

過去形で書いていることからも分かるように、二日間のスコアは83-70、83-60でした。いい線いったんだからいいじゃん。そうですよね。でも、私の基準は向こうに2戦ともウィルがいる前提でした。2戦目は出ていません。

これを今回チクチク書くつもりはありませんが、私の期待とは少し違ったな、ということです。

ルーク・エヴァンスとエヴァンスルーク

彼は、外国籍選手としてのルーク・エヴァンスだった時代とは少し違いが出てきています。

今回もスタッツは安心と安定のバスナビさんからです。いつも夜間に更新ありがとうございます。
表の見方は、青色が勝ち、黄色が負けです。MPは出場時間。また、10点以上だとポイントの欄が青色になります。

正直な印象を書きますが、外国籍選手としてのルーク・エヴァンスだった時代は獲得するスコアにバラつきがありました。その理由はコンディションそのものの時もあれば、もっと好調な他の外国籍を多く出す、という戦術的な側面もありました。雑に書くと、20点以上取る日もあれば5得点くらいの日もある。それを繰り返していって、平均15点くらいになるイメージでした。

ルークは自身も話し、答えているように「オールラウンダー」に属する選手です。平たく言えば、なんでも屋さん。つまり、得点以外にも常に仕事はたくさんある、ということ。ですからルークの持ち味というものは得点が無くても発揮しているのですが、やはりルークも得点をしっかり取ることは、チームにも有利に働くのは否定はできません。

さて、エヴァンスルークになり、帰化選手となって、コートに立つ時間制限が解け、スターターに定着しました。出場時間は格段に増えました。前回の岩手戦で平均プレイタイムはチームトップになっています。それについて疲労は心配しているものの、安定したスコアリングになってきています。

ルークはオールラウンダーであると同時に、非常にハードワークする選手でもあります。何でもやるには常に動き続けなければならない。身体も、頭も、スコアも、それ以外も、です。怠慢さを最も嫌う位置にいると言ってもいいでしょう。それは出場時間が増えても、変わることのない、かけがえのないルークが努力して得た、才能なんだと私は思っています(し、それを心から愛しています)。

推しさえいればいいのか?

さいたま戦は「推しは問題なく活躍した」わけです。酒くらい飲んでもいい程度には喜んでいいはずなのです私。毎回元気なのだから、それだけでありがたいご時世ですし、推しという概念としては生きているだけで尊いわけです。

でも気分が晴れないのですよ。2連勝して、安定しているいつものエヴァンスルークで、私の推し人生に不満はないはず。ないはずなので、ただ喜べばいいはずなんです。

ヒーローインタビュー時、ルークはとても落ち着いた返答でした。彼の名誉のためにも書いておくと、いつも誠実に質問に受け答えする選手です。プレーの話、その日の雑感、いくらでも聞いたことがあります。

確かに勝ちましたが、手放しで喜ぶような状況だったのか。引き締めなければいけないことは、ディフェンスは、次の試合は。たくさん課題も、次に当たる岩手戦のことも、考えていたことがあると思います。

あれは単に道化になる必要なんかないからです。

私も小躍りしたいほど嬉しい2連勝ではないです。だって30点差で勝つ予想をしていたので。

理想は高く、目標は絶対諦めたくない。勝ち続けていきたい。ルークがそうであるように、私もです。

どの選手も誰かの推しである

自分の好きな選手が活躍することは多くのファンが望むことだと思います。少なくとも私はそうです。そして、皆が活躍できたらとも思います。だって選手ひとりひとりは誰かが必ず応援しているのです。私のようにつらつら書かなくても、その選手がいきいきとプレーしてくれることを望む人がいます。だから全員で幸せになりたいのが理想です。理想論です。

前々回書いたものの中に、バッドボーイズ4人だけで点を取ればいい、という主旨のことを書きました。あれは一種の皮肉ですが、別に勝てるなら誰が得点しても構わないです。ルークはその手助けをしながら、自分でも得点できるから、私はそれが増えた方がいいとすら思っています。もちろんルークが50点決めてくれてもいいですが、そういうゲームプランではないと思います。

そして、事実どんなプランでも、方針でも、そんなことは知る資格はありませんし、聞くつもりもないです。
得点は、バラつきがあった方が楽な試合展開で勝利できている、というのが私の見えている世界での実感だ、というだけです。私自身がバスケを観ていての感覚です。

ルーク・エヴァンスとエヴァンスルークの違いを書きましたが、変わらないところもあります。

ルークは与えるのが上手な人です。決して口が上手いわけでもなく、雄弁にコートでも話すタイプでもないかもしれません。けれど、自分ではなくチームメイトにパスが出せる選手です。チームメイトのディフェンスに助けに飛び込む選手です。真っ先に駆け抜けて守れる選手です。そうやって全ての試合に必死にバスケットボールに向き合っています。

そう、必死にです。


2021.03.

この記事が参加している募集