ひとりお昼休憩と不毛な自分磨き
お昼休憩はいつも、がら空きのフロアのトイレにささっと潜り込み、ひとり黙々と携帯をいじっている。
トイレが混雑して迷惑になる場合は、穴場の休憩室にいる。
ひとりで休憩するのが好きだ。暇だけど。
友達ほしいけど、気分の乗らないときに話すのは疲れる。
という神経質で自己中な感性だから、友達がいないんだろうけど…。
どっこい話は変わって、私は脂肪吸引なんぞしたいと思って、実際にカウンセリングにも行ったり、かなり具体的な行動に出ている。
痩せて綺麗になってテンションを上げて、見せびらかしたいのだ。
しかし、前述した通り私には友達がいない。彼氏も特に私が痩せようが痩せまいが見る目は変わらないと思う。
そんな私の体型を評価するのは、自分自身、職場の人、街を行く人々くらいだ。
もちろん、痩せて理想どおりの体型になったら自分自身とても満たされた気分になると思う。
でも職場の人や、一瞬すれ違う程度の他人はどうだろう。
職場の人は1度くらいは痩せたね!ともてはやしてくれるかもしれない。
しかし他人に寄せる関心なんて、たかが知れたものだしその場限りで「彼女は痩せて綺麗になった」という評価は完結するだろう。
他人なんてもっとはやい。痩せたとして、太ってた私を知らないわけだから、単純に「痩せてる人」と評価するだろう。
目を引くレベルでなければ、評価さえされるかどうかも分からない。いや…されないことがほとんどだろうな。
とすると、私は脂肪吸引を誰のためにするんだろう?
綺麗になるのは誰のため?
私は自分より、他人の評価のためだと思う。
でも、私が望むような評価をしてくれる友人も、誰かもいないな。
ためらいなく自分のためと言える人は、素敵だなあと思う。
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