【映画レビュー】だれかの木琴
たまたまTVでやってたので、見ました。
主人公の小夜子は夫と高校生の娘た暮らす平凡な主婦。
新居を構え、近所の美容室に髪を切りに行く。
たまたま担当した美容師から届いたお礼メールをきっかけに、その美容師に付き纏うようになる…
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なんともエキセントリックなストーリーでした。
夫はいとも簡単に行きずりの女性と浮気してしまうし、妻のほうもなんだか病んでいる。
結末もなんだかはっきりしないのですが、それがこの映画の空気感なんだと思います。
平凡な人が平凡に生きてたら、なんだかおかしいことになってて、誰かに「おかしいよ」と言われてはじめて気づいて、ふわっと平凡な日常に戻るような。
誰しも、自分は普通だと思ってるだろうし、思いたいだろうし、そう思われるように暮らしてるんだと思います。
でも、自分の心に正直に生きたら、きっと「おかしい人」というレッテルを貼られてしまうのだと思います。
誰しも日常や常識を逸脱しそうな心を抱えている。
そんなことを考えました。
ありがとうございます! 短編集の制作に使わせていただきます!