神さまは見ているのか?

「悪いことをしたら、バチが当たる」問題。
本当のところはどうなんでしょう。
とても知りたいです。

まず、悪いことが何か、という問題があります。
法律に反すること、公序良俗に反すること、道徳に背くこと、人を悲しませること。

私が気になっているのは「法律には触れないけれど、人を傷つけたり、悲しませたりすること」です。

バチが当たったり、地獄に落ちたり、というのは、人間が創り出したフィクションなのでしょうか。

多少の差はあれ、世界各国の小説や児童小説には、どこかしら宗教的な示唆や道徳的な教訓が含まれていて、悪いことをして人は痛い目にあっているのではないでしょうか。

人間は、社会性のある動物で、権力者が統治するためにルールを定め、それに従うよう教育を施しています。
その一環として、社会秩序を乱さないように、そんな物語を創り、子どもにもわかりやすいように創作し、刷り込んでいるのかもしれません。

例えば、あるグループに問題人物がいて、粛清を行うために、その物語に則って罰せられたら、誰もが天罰と信じて疑わなくなるでしょう。
まるで、金田一耕助の世界のように。

誰かを悲しませたり、傷つけたりした人は、本当にバチが当たるのでしょうか。
実は誰よりも幸せに暮らしている、なんてことはないでしょうか。

そんなことが、広く社会に知れ渡ったら、不都合があるのかもしれません。

そんなんだだったら、悲しいなと思ってしまう私は、誰かが作った常識にがんじがらめなのかもしれません。

あくまで個人の見解です。

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蘭
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