キャリアという名の迷路
もうずっとゴールの見えない迷路を彷徨っている気がする。途中で出会った友達は、とっくにどこかの分かれ道で面白そうなものを見つけて進んでいった。「ああ、あなたはそちらへ進むのね」と見送ったのはかなり前な気もするし、ついこないだという気もする。あるいは出会った気がしていただけで最初から交わってなどいなかったのかもしれない。いずれにしても、いつの間にか随分と離れてしまっていて、きっと彼ら彼女らだって今でも迷うことはあるのだろうけれど、それはもうかつて一緒に歩いた道ではない。そうして私