たまごとうふ(絹)

少しだけ語りたいとうふ。

たまごとうふ(絹)

少しだけ語りたいとうふ。

最近の記事

深夜の創作サークル“夜ナ夜ナ” プロローグ

深夜0時を回り多くの人達が眠りにつき始める頃、PC の光を浴び私の一日が始まる。 おしゃれな間接照明をつけ、またまたおしゃれなアロマを焚き、ネットの世界へ出勤していく___というのは嘘。 天井に付いている照明を一番小さい光にして、先程食べていたカップラーメンの匂いをプンプン漂わせ、飲み終わったエナジードリンクの缶を申し訳無い程度にPC の周りに飾っている。 これぞ昼夜逆転ネット依存オタクの生活スタイルじゃい!と小声で呟きながら画面に目を向けていく。 段々と車の走行音が消え、信

    • 興味深い夢を見た 私が黒い蝶を肩に乗せながら食事をしていると、突然蝶が醤油の中に飛び込んだ。 私が驚く間もなく蝶の羽根は溶け消えてしまった。何とまぁ、潔い。

      • 【今日の創作百合シチュ】総集編11〜20

        11.七不思議から始まる百合       バス停から始まる百合 12.おつかいから始まる百合       期待から始まる百合 13.漫画家から始まる百合       承認欲求から始まる百合 14.休日出勤から始まる百合       バンドから始まる百合 15.クッションから始まる百合       家具選びから始まる百合 16.デリバリーから始まる百合       失言から始まる百合 17.クリーニング屋から始まる百合       二度寝から始まる百合 18.オタ

        • ギンモクセイとあの子を探して

          知らない場所のはずなのに、どこか懐かしい気がして立ち止まる。 目の先見えるのは、たくさんの白い花を咲かせたギンモクセイ。 風にのっていい香りが漂ってくる。 「ふふっ、珍しいなこんな所に。誰かが植えて育てたのか…あれは?」 よく見ると木の根元の方に名前らしきものが彫ってあった。 “フレア” 「まさか…」 その時、こちらの方へ一人の老人が歩いてくるのが見えた。 「すみません。あの木に彫ってある名前の人を知っていますか?」 老人「おやおや、女の騎士なんて会うのは初めてじゃ。けどあの

          【今日の創作百合シチュ】総集編①〜⑩

          ①相合い傘から始まる百合  背後霊から始まる百合 ②インナーカラーから始まる百合  真空パックから始まる百合 ③グループ通話から始まる百合  大掃除から始まる百合 ④教会から始まる百合  言語の壁から始まる百合 ⑤不純物から始まる百合  コミュ障から始まる百合 ⑥エレベーターから始まる百合  差し入れから始まる百合 ⑦対面式の席から始まる百合  クシャミから始まる百合 ⑧社畜から始まる百合  ハンドクリームから始まる百合 ⑨黒タイツから始まる百合  居酒屋から

          【今日の創作百合シチュ】総集編①〜⑩

          ポニテのあの子

          中学生のとき、初めて同性に恋をしました。ポニーテールがよく似合うパッチリ二重の可愛い女の子。教室の席が通路を挟んだ左隣で、私は授業なんてそっちのけでその子の横顔に見惚れてました。 あの頃の私は一点の曇もない超純粋な心の持ち主だったわけで(今はどうなんだって疑問はスルーしてね☆)、ただ好きという気持ちだけで突っ走って四六時中ストーカーのように追っかけ回してました。 そしたらある日、先生に呼び出され… 「呼んだ理由分わかる?」 「………」 「前から思ってたの。あぁ、またやってるな