時が来る。
私の本職は講師なので、
夏から秋が繁忙期です。
毎年10名以上の総合型受験をする受験生を担当しています。
敢えて高3生と言わないのは、
それ以外の生徒もいるからです。
去年2年前に卒業し、2年間引きこもりをした生徒を担当しました。
今は大学生です。
「共生社会」について学びたいということで、
総合型選抜で四年制大学に見事合格しました。
2年間の引きこもり時代、週一回自宅訪問をして、
いろいろな話をしてきました。
そして、「大学で学びたい」という思いが募り、
外出できたのは5月、
その年の11月に合格を勝ち取りました。
5月からは週2〜3回受験対策の授業をしました。
引きこもっていた生徒がなぜプレゼンテーション・面接を乗り越え
合格できたのか?
それは「時が来た」からです。
引きこもってるからと言って
歩みが止まっている訳でも、
何も考えていない訳でもありません。
自宅訪問の際も、社会に目を向け、
いろいろなアドバイスをしてきました。
自身の経験と社会の現状を考えた上で
彼は「共生社会」を大学で深く学びたくなったのです。
高校三年生のときには何も考えられず、
2年の時を経て見つけた進路です。
諦めず歩みを進めていれば必ず「その時」が来るとわたしは信じています。
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