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無職子連れでモラハラ夫から逃げた話。

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結婚生活18年。ずっと苦しかった日常で「これがモラハラなのか?」と徐々に気づいていった私。家庭内の不和を敏感に感じ取る子供。ずっと主婦と家業の手伝いしかしてなくて、もう若くなんか…
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#別居

2・【モラ逃げ】自分の夫がモラハラ夫だなんて言えない。

2・【モラ逃げ】自分の夫がモラハラ夫だなんて言えない。

前回の記事はこちら。 ↓

 夫のしていることがモラハラ、DV、子供への虐待だと気づいたのはいつからだったかな。

 多分ずっと気づいていました。
でも、他の良い部分を探して「ここは良くないけど、ここは良い夫だし、良い父親だし」と自分で自分に言い訳をして、向き合って来なかったんだと思います。

 なんなら、モラハラの片りんは結婚前からありました。

話が異様に長くて、自分の主張が通らないと何時間で

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3・【モラ逃げ】周りの方々が気づかせてくれた、夫のモラルハラスメント

3・【モラ逃げ】周りの方々が気づかせてくれた、夫のモラルハラスメント

前回の記事はこちら ↓

 

いつからだったかはっきりとは思い出せませんが、Twitterで夫の様子や、言われたりされたりしたことを隠さずに呟けるようになってきました。

怒りにまかせて吐く暴言、足音を立てずに近寄ってきて突然怒鳴ったり、わざと大きな物音を立てること、身体的暴力など。そうすると皆さん、すごく怒ってくださいました。

こんな、顔も名前も知らない私のために。

 この頃は、交際中から

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4・【モラ逃げ】被害者である自分に向き合うことの怖さ。

4・【モラ逃げ】被害者である自分に向き合うことの怖さ。

前回の記事はこちら ↓

 

 夫のしていることがモラハラ、DVだと認めることはとても苦しかったです。曲がりなりにも自分の夫だし子供の父親です。だからすごく葛藤しましたし時間がかかりました。

厄介なのは、10回のモラハラ言動があったとしたら、そのうち1回くらいは良いこと言ったり、子供を構ってゲラゲラ笑わせたりするんです。私のようなチョロい人間を騙すには充分でした

 それと、私の執着心。

 

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5・【モラ逃げ】ついに、DV相談センターに電話をしてみました。

5・【モラ逃げ】ついに、DV相談センターに電話をしてみました。

前回の記事はこちら ↓

※DVの表現が含まれますので、読みたくない方はここで戻ってくださいね。

 夫は日頃から家族と生活リズムを合わせない。
フリーランスなので客人との約束がある以外は自分の好きなペースで仕事が出来ます。
だから毎日好きな時間に起きる。
好きな時間に食べ、好きな時間に休憩を取り、好きな時間から酒を飲み始め、好きな時間に風呂に入って寝る。

 家族と食卓に着くことはほとんどないし

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6・【モラ逃げ】DV相談センターから面談をすすめられるも・・・

6・【モラ逃げ】DV相談センターから面談をすすめられるも・・・

前回の記事はこちら ↓

  DV相談センターとの電話は、少しのつもりが気づいたら40分も話していました。

夕食の給仕をされなかったことに怒ったようだと話すと、

「それは大変な夫さんね・・・!!夫さん、自分からご家族とは別で食べるんでしょう?ならばそんな風に怒ることないのにね。それに、気に障ることがあったとしても、普通の夫さんはこんなことしないんです。本当に大変だったわね。お子さんも怖い思いし

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7・【モラ逃げ】「あなたは悪くない」と言い続けることは出来る

7・【モラ逃げ】「あなたは悪くない」と言い続けることは出来る

 相談センターでの面談をキャンセルしてから約2週間後。

 私の気持ちも落ち着いて、家の中も平穏な時期が来ました。

 DVをする人のサイクルで、暴力をふるった後に弁解をしたり、謝ってきたり、本当はあなたのことが好きなんだよー!と態度を変える「ハネムーン期」という時期があります。

うちの元夫はそのように伝えてくることはありませんが、暴力やモラハラ言動をしない時期はあるので、「平穏期(仮)」と記し

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32・DVがあったとき。警察へ通報するタイミング。

32・DVがあったとき。警察へ通報するタイミング。

 DV相談センターでは、警察への相談も勧められました。しかし,、いざ警察へ相談となるとどういう相談になるのか。
警察というだけで、心理的なハードルも高いと思います。

私が実際に得た回答は
「怖いと思ったら通報してよい」
でした。

 その日、また夫はものすごく機嫌が悪かった。
そして家の中で不機嫌や苛立ちを露わにし、話しかけるのも憚られるような状態だった。そしてその苛々は私へと向けられました。

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33・モラ逃げ。公立小学校の転校手続き。

33・モラ逃げ。公立小学校の転校手続き。

 夫の度重なる暴力とモラルハラスメントに耐えかね、もう家を出て行こうと決めた時、下の子は公立小学校に通っていました。

一般的には転校となると担任の先生経由で手続きを進めていくかと思います。

しかし、担任の先生と言えど人間。どこかで引っ越しの話が漏れたら・・・と考えると気が気じゃありませんでした。引っ越したことを知って、夫が学校に乗り込んで、引っ越し先を教えろと詰め寄る可能性だってあります。

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38・モラ逃げXデー。18年間のモラハラから遂に逃げました。【前編】

38・モラ逃げXデー。18年間のモラハラから遂に逃げました。【前編】

 前回の話はこちら↓

住む部屋が来まり、子供の学校関係への連絡も済みました。
習い事もやめたし、契約していた月極駐輪場も解約しました。

そして、話が広がらないように最小限の友人にだけ事情を説明しました。

 夫が家を空ける日が月に何度かあるので、その中から実行できそうな日を選びました。

「ここ、かな。」

本当に本当に、すっごく怖かった。

もう出て行くと決めていたとはいえ、バレて激高される

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39・モラ逃げXデー。18年間のモラハラからついに逃げました【中編】

39・モラ逃げXデー。18年間のモラハラからついに逃げました【中編】

前回の記事はこちら ↓

 
 引っ越し先のアパートに向かう電車に乗った頃、もう外は日が暮れて来ていました。
薄暗い窓の外を見ながら、
「私はいま、逃げているんだ」
という事実は理解しているものの、地に足がつかないふわふわした気持ちでした。

そろそろ夫が置き手紙を見つける頃かな…。

見つけたらなんて思うんだろう。
怒るかな、悲しむかな。
それともせいせいするかな。

けどそんなのはすぐにどうで

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40・モラ逃げXデー。18年間のモラハラからついに逃げました。【後編】

40・モラ逃げXデー。18年間のモラハラからついに逃げました。【後編】

前回の記事はこちら ↓ 

 モラ逃げした翌朝、起きて子供達とコンビニで朝ごはんを買いました。

まだガス台もレンジもない我が家。
買って来たパンやサラダを小さなテーブルでもそもそと食べました。
本当にこれからここに住むんだ。
小さなアパートに3人で。

不思議でした。

  午前10時に荷物が届きます。
それに合わせて友人が手伝いに来てくれました。
駅からうちまでの経路は案内していたけど、子供が

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