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和菓子のスポーツ栄養的メリット

先日、夏越の祓茶会へ行ってきました。
お点前拝見して抹茶を嗜むなんて何年振りなんでしょう♪
普段の慌ただしさから解放されて清らかな時間を過ごしてきました。

写真の和菓子は「水無月」。
白い部分がういろうで氷室から切り出した氷を表現し、乗っている小豆は邪気を払うお役目があるのだそう。
夏越の祓には欠かせない和菓子なのだそうです。
6月はちょうど1年の折り返し地点。
夏越の祓は前半の穢れを払い落として後半の無病息災を願う特別な茶会なんだそうです。
所作のひとつひとつに重みがあって、茶道とは本当に奥深いものですね。

和菓子。
意外かもしれませんが、スポーツ栄養的に、とても重宝する食品なんです。

和菓子がスポーツ時の補食として重宝する理由
①糖質が豊富
②たんぱく質が豊富

③脂肪分が少ない

①ストレートな糖質
和菓子はなんといっても甘いですよね。
和菓子には単糖類(ブドウ糖など)や二糖類(上白糖など)といってすぐエネルギーになる糖質が使われていることが多いです。
通常なら甘すぎるからといって敬遠されそうなところですが、むしろその直球な甘さが運動量の多いアスリートには効果的です。
運動時に効率よくエネルギー補給ができます。

②たんぱく質が豊富
和菓子と言えば「あんこ」。
あんこは「小豆」。
小豆は豆なのでたんぱく源です。
特に運動後のリカバリーとして和菓子を食べると十分な糖質と合わさって、消費した分のエネルギー補給と酷使した身体の筋肉補修にもなりリカバリー効果が高まります。

③脂肪分が少ない
洋菓子との一番の違いは「脂肪の量」。
洋菓子は小麦や卵、牛乳などを使っているので、たんぱく質は意外とあるんです。
脂肪の量はかなりの差があります(もちろん食品によります)。
洋菓子は脂肪分が多く、和菓子は脂肪分が少ないです。
脂肪は消化を邪魔するのが残念ポイント。
エネルギー補給やリカバリーは脂肪の少ない食品を食べてスムーズに消化できる方が身体の負担が少なくて効果的です。
そして、特にリカバリーは早ければ早いほどいいので時間との戦いです。
つまり、脂肪分の少ない和菓子ならとても効率よくエネルギー補給やリカバリーが進むのです。


あとは携帯性ですよね。
まさかスポーツ時に水無月のような和菓子は持ち運べないし・・・(^^;

例えば、どら焼きや大福、まんじゅう、一口大の羊羹、近くにコンビニがあればスイーツコーナーにある団子スイーツもいいですよね。
私は宮城在住ですが、コンビニにずんだ餅が売られていたりします。
私も運動後にコンビニのずんだ餅を買ってリカバリーとして食べていました。
あと、最近はアスリート向けの「飲むあんこ」が売られています。
好評らしいので、もし興味があれば試してみては?

ちなみに、私、これが好きです。
ようかん巻き。
スポーツ時に食べていたわけではないんですが、小さくて一個一個包装されていて手が汚れにくいし、お手軽です。
テニス現役時代にこれを知っていたらテニスバックに忍ばせていると思います。
回し者ではありませんが、ちょいとご紹介でした。

以前に女子高生に補食のアドバイスをして、和菓子を勧めたことがありました。
「和菓子を持って行ったら顧問の先生にふざけるなと言われないかな~?」と言っていました(笑)。
和菓子いいよとおススメすると、多くの方が驚かれます。
意外性ありますよね。

ぜひ和菓子を活用してくださいね♪

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