【見るべき建築】KAIT広場
建築のバックグラウンドを持つ私が厳選した、建築作品をご紹介。第一弾は、神奈川県の神奈川工科大学のKAIT広場。
1.ざっくり概要
最寄は厚木駅。2020年に大学キャンパス内の広場として誕生した。
設計を手がけた建築家は石上純也さん。今年、山口の洞窟レストラン、メゾンアウルで日本建築学会作品賞を受賞している。今後日本の建築界をもっと引っ張っていくであろう、素晴らしい発想の持ち主。
2.見どころ 広場の概念を覆す建築
外観は大きな箱のような空間。中には柱一つなく、緩やかに床と屋根が傾斜していて、見通せるようで見通せない空間が広がる。59個もの開口があり、光も風も雨も通している。訪問時は春で桜が綺麗だった。
この複雑な3次元空間を実現するための施工は大変だったのではないかと想像するが、その想像も含めて味わい深い。
3.終わりに ぜひこの不思議な空間の体験を
厚木駅から大学までは少し離れているものの、行くべき価値のある建築。気になる方はぜひ予約して体験していただきたい。
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