【アート展感想】天王洲・建築倉庫
1.ざっくり概要
2020年から天王洲のWHAT MUSEUMにて、建築倉庫では隈研吾さんや永山祐子さんなど国内外で活躍する建築家の模型達を保管し、一部を展示している。
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2.見どころ
①隈研吾さんの作品群
色々な設計者の模型がある中でも多い隈さんの作品群は必見。那須で見た石の美術館の模型もあった。屋根が全体を形作っているような、海外の作品が多かった印象。あの環八沿いのM2もあった。
②天王洲の街のカラー模型
T.Y.ハーバーなど街並みのフルカラー模型が奥に展示されている。大きく迫力があり、海の中には生き物もいっぱいで子供も楽しめそう。
③リボンチャペルの構造模型
これはマニアックなのだけれど、広島にある中村拓志さんの代表作の一つ、リボンチャペルの構造模型(Arup)が印象に残った。あの複雑な形状を持たせるためのシンプルな模型に抽象化された構造体の強さを感じた。
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3.終わりに 味わいと妄想
代官山や柏の葉Tサイトや、下北沢BONUS TRUCKなど一般的に人気な建物の模型もあり、行った所は特に親近感があり面白かった。写真を撮れないのが残念なものの、永山さんのコンペ案(実現しなかった案)など、一見の価値がある。
ここからは妄想で、自分が管理者だったら、料金を上げてでも、もう少し展示している作品の設計者の魅力も紹介したいし、作品の魅力ももっと伝えたいところ。
ちなみに、会場までのエレベーターの内装も独特で味わい深かった。