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【アート展感想】感覚する構造

天王洲のWHAT MUSEUMで開かれている「感覚する構造」展へ。

1.ざっくり概要

木造建築の変遷に始まり、話題の万博の木のリングや、宇宙空間における滞在構造物の取組みまでの構造体に焦点をあてた展示で、模型が何十点も紹介されていて圧巻。

影と相まって美しさを感じる
木のリング


月に住むための試験用滞在キャンプ


詳しくはこちら↓


2.見どころ


①法隆寺五重塔の模型
最初に待ち受ける大きな模型。法隆寺が地震で倒れないのは、中央の心柱が独立していて、他の部分がエネルギーを吸収するからとと考えられている。

天井に届きそうな大きな模型

②円相
3方向のパーツの組み合わせだけで出来た構築物。慣れれば組み立てが誰でもできるし、再利用可能な設計が面白い。中にも入れる。実物大の大きさなので、展示空間の一角に大きなインパクトを与えていた。

③次世代の構造設計者たち


構造設計者の様々なチャレンジをインタビュー動画や模型とともに紹介している。特に、折り紙のように平面から膜構造に転換して立体を構築していく下田さんの構築物が興味深かった。

下田さんの作品



3.終わりに 構造美を感じる


全体として構造物の美しさを感じ取れる展示だった。一部に小さな部位を触れる展示もあって、中学生くらいから楽しめそう。客層は建築関係が多めな印象。平日だったためか空いていて、じっくり展示に向き合えたのが良かった。

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