日本人の誇りと神さまのお話
「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」
アーノルド・J・トインビー
と、トインビーさんが本当に言ったかどうかは、さておいて💧
この言葉を知ったのはもう10年以上前。
出雲井晶先生という、日本の神話の伝承館というところを開いて、神話と日本人の本質の素晴らしさを広めていた、おばあちゃん先生からだったと思う。
出雲井先生の神話のお話はドスンとおなかに響いて、日本と日本人だという認識みたいなのを体の中であつ〜く感じた気がしたのでした。
私が子供だった80年代というのは、神話を教えないのはもちろん、日の丸を掲げたり、君が代を学校で歌ったりすることが大きな論争になっていた時期。
特に、日本人は悪い民族だ、と先生から聞かされたわけではなかったと思うけど、なんとなく、もしかしたらテレビとかで、自分達の過去を恥ずかしく思ったり、「だから、日本人ってダメなんだよね」って言ってしまう感覚につながる自己卑下みたいなものを受け取っていたかもしれない。
出雲井先生はそういう若者達の感覚に危機感を覚えていたそう。神話を通じて日本と日本人の素晴らしさをわかってもらうことで、若者の自殺も防げることもあるのではないかと感じていたよう。
私はこのお話を聞いた時に、子供が生まれたら、日本の神話のを伝えようと思ったのでした。
ところが、いざ、神話のお話、と思ってみても、私が持っている本に書かれているものは、どうも話が飛躍してたり、描写が残酷だったりする神話がそのままで、幼い子供、しかもちょっと繊細💦な子供に読むには、抵抗があった。
けど!
いい本が出てきました〜!
描写もとても丁寧に優しく書かれていて、残酷なシーンもやんわりと包んであります。
書かれている言葉は、ちょっとレトロな丁寧言葉だけど、とても美しい。
上皇后さまが今上天皇に読み聞かせていたという本というところにも、安心感があります。
娘も神さま達のお話が大好きなよう。
私が教わってこなかった日本のことを、もっともっと伝えてあげたいと思っています。
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