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≪わたしごと56≫バナナの葉と、それを巡る問いの連鎖
お隣の庭には、バナナの木がある。キッチンから見えるそれは、風のある日大きく揺れて、どこかしら熱帯のトロピカルな感じを運んでくる。
若い葉は緑鮮やかな帆の様に、風を受けて揺れるけれど、古い葉はスリットの入った吹き流しさながら、なびくだけだ。そこで、ふと思う。バナナの葉はどうしてひらひらに切れ目が入るのか。
切れ目は中心の線に向かって真っすぐ入る。それはどういうシステムで切れる様になっているのだろう。割けるチーズと似たようなものなのだろうか、とか連想ゲームが始まる。というかそもそもバナナの皮自体も真っ直ぐ裂けるな、と思い出す。
そういえば、小さい時点線の入ったチケットが大好きで、自分で紙に点線を入れて遊んだな。なんであんなに面白かったんだろう、などと飛ぶ。
それに沿って切れるとか裂けるとか、似たようなシステムなのだろうか。ガラスを切る時には、ダイヤモンドカッターで傷をつけてプライヤーを使うと、その傷に沿って割れるけれど、それとは似た所はあるのだろうか。
そういえば、小分けのお醤油の切り口でどこでもきれるのがあるけれど、あれはバナナの葉のシステムと一緒なのだろうか、笹とか竹の葉も裂けなかったけか。
そもそも、なんで裂けないといけないのだろう。若いバナナの葉に光が良くあたる為か。そんな風に考えると、ちょっと愛おしい。
実際の所を調べるところまで至っていないけれど、そんなことをぐるぐる考えていた、ある日のランチタイム。
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