エルモ囲い

日本将棋連盟から発表された今年の表彰で、升田幸三賞にエルモ囲いが選ばれた。

升田幸三賞といえば、革新的な手を編み出した時に貰える賞で、これまでに藤井システムやゴキゲン中飛車なんかも受賞している。

さて、エルモ囲いの何がすごいか、というところだが、この囲いは人間ではなくAIが始めた囲いなのである。「エルモ」というのは将棋ソフトの名前で、主に居飛車の対振り飛車用戦法になる。

余談だが、AIは振り飛車を指さない。飛車を動かすと評価値(この値が高いほど良い手とされる)が下がってしまうらしい。

具体的な解説は出来ないので省くが将棋AIが発案した囲いをプロが採用し、タイトル戦でも使われるようになったので非常に注目されていた。将棋会ではもう既に1種のシンギュラリティが起こっていて、AI世代と呼ばれる藤井聡太七段達が次々と年代が上の先生達を喰っている。8大タイトルホルダーで40代以上は木村一基九段だけである。

今日はぼくもエルモ囲いで将棋を指してみようと思い、インターネット対局に潜った。3戦全敗。もっと勉強しよう…

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