【インバウンド】桜(SAKURA)は最高の体験コンテンツ
こんにちは。Yuriです。企業から業務委託を受けて、コンテンツ制作をしています。
私の海外の友人が先日来日しまして、彼らの観光のサポートをした際に得た気づきを記事にしていきます。
仕事やプライベートで海外からの来日客をアテンドする機会がある方や、これからインバウンド事業を立ち上げたいと思っている方の参考になる情報がありましたら幸いです。
3回に分けて記事にしていきますが、今日は1回目、「桜」についてお話します。
友人の来日目的は「桜」(SAKURA)
私の友人は30代の女性。マレーシア出身でヨーロッパで仕事をしています。
彼女とヨーロッパ出身の婚約者のパートナーが「桜を見に日本へ行きたい」と連絡をくれたのが去年の秋ごろでした。
彼らは「SAKURA forcast」などで情報収集し、桜の開花は年によってずれるので悩みつつもフライトを予約し、今年の3月28日に来日。1週間ちょっとくらいの期間で、東京、大阪、京都に滞在しました。私はフルアテンドはしていませんが、毎日のようにLINEが来て、質問に答えたりお店を予約したり、一緒に大阪の街歩きをしたりと旅のサポートをして、一緒に楽しませてもらいました。
すごくラッキーなことに、彼らはまさに桜の開花と同時に来日!(よかった!)そして、つぼみの姿、5分咲き、8分咲き、満開、そして葉桜になり、地面や池に落ちる桜の花びらまでを、日々感動しながら過ごしていました。
旅の優先順位1位は「桜」
彼らは、食べ物などほかにも日本について興味津々(その話は次回します)でした。色々体験したいことがある、だけれども、とにかく優先順位は「桜」と決めていましたね。
例えば、今回私は彼らと一緒に大阪城へ行ったのですが、「大阪城の中にも入ってみたいけど、やはり桜が見たいから、今日は大阪城の中は入らない。代わりに外の桜を満喫して、時間あればもう一つ別の桜スポットへ行きたい」と。
平日にも関わらずたくさんの人々でにぎわう大阪城周辺で存分に桜を満喫したあと、歩いて「毛馬桜之宮公園」へ移動し、静かなローカルな雰囲気が漂う桜を満喫していました。
桜のアプリを課金して利用していた
「毛馬桜之宮公園」は私が紹介したわけではなく、彼らからリクエストがあり一緒に同行しました。なぜ「毛馬桜之宮公園」のようなローカルな場所を彼らが知っていて、しかも大阪城から歩いて行けることまで把握していたかというと、彼らは外国人向けの桜のアプリをダウンロードしており、課金してフル活用していたのです。
GPSを活用し、現在地の周辺の桜スポットを教えてくれて、道案内までしてくれるというアプリでした。
日本滞在中、彼らはこの桜のアプリをフル活用し桜を楽しんでいました。
「Hanami」という体験にも興味津々
彼らは桜の開花だけではなく、日本人の「花見」という行為にも非常に興味を持っていました。
伝統的に「花見」つまり花が開花して散っていく様子を眺めて楽しむ(英語だとappriciateするという表現)ことをよく理解していて、蕾から開花していく日々の変化、そして葉っぱが出てくる葉桜、とその様子を心から楽しんでいるようでした。
そして、花を眺めながら食事をしたりお茶を楽しむこともよく理解していました。
また、興味深いのは、現代のお花見についてもよく観察していて「東京の代々木公園に行ったら、ブルーシート敷いて、恐らく会社のパーティーみたいなのをたくさんやっていた」「若いメンバーがお弁当を配っていた」「楽しそうなグループがいる一方、あまり楽しそうではない会話が弾まない静かなグループもいた」と結構鋭い観察をしているんですよねw
そして、自分たちもお花を見ながらおいしいものが食べたい!と彼らが用意していたのが奈良名物「柿の葉寿司」と大阪名物の「RIKURO」のチーズケーキです。私は彼らからのリクエストでフレッシュな「わらび餅」を持参。
私にとってもこれまでの人生で最高のお花見となりました。
桜を眺めながら、おいしいものを食べて、会話を楽しむ。
お花見は最高の体験なんだと改めて感じることができました。
桜は海外にもあるけど、日本に来て楽しむのが醍醐味
桜って、木自体は海外にもあるんですよね。ヨーロッパにもあるし、有名なのはアメリカのワシントンDCの桜でしょうか。東南アジアなど気候が全然違う場所では桜を見るの難しいかもですが、四季がある国では意外と桜が植えられています。
でも、彼らはやはり日本に来て、日本らしいお花見体験がしたくて来日していました。
特定の短い期間しか見れないという希少性と、日本ならではの体験。
外国人観光客にとって、桜はやはり最高の体験コンテンツのようでした。
今日はここまで。
次回もこの海外から来日した友人をサポートしたときに得た気づきについて話していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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