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アメリカのアウトドア・キャンプ事情(その2)
(アメリカのアウトドア・キャンプ事情(その1)の続き)
キャンピングカーのススメ
キャンプへの移動に車は必需品だが、大きく分けると3つの方法がある。
・自家用車/レンタカー
・キャンピング カー
・トレーラー⇒荷物を載せるのに重宝。牽引するにはSUVサイズくらいの出力が必要。
中でもキャンピングカーはアメリカに来たら、是非体験してほしいものの一つ!キャンプの規模(人数)にもよるのだが、キャンピングカーは1台の中に寝室、シャワー、トイレ、キッチン、冷凍冷蔵庫、ダイニング、エアコンなどが兼ね備えられており(車種により異なる)、何かと便利。オプションで食器や調理器具、寝具類も付けられる。
Marvinさんいわく、キャンピングカーは「動くワンルームマンション」で、テントがなくても、寝袋がなくても、キャンプサイトさえなくても、この中で生活が成り立ってしまう。私も数回利用させてもらった経験があるが、室内は暖かく快適で、正直テントの中よりも居心地は数倍良い!もちろん、テントはテントでまた別の良さがあるのだが、「寒くないこと」、「背中の安定したベッドに寝られる」ことはキャンプ場では得難い体験だった。
キャンピングカーも色々種類があり、人数や用途に合ったものを選ぶと良い。例えば、運転席がないタイプのものをキャンプ場にデリバリーしてもらい、移動する時は自前(またはレンタルした)SUV車で牽引するという使い方もある。
ちなみに、一点大変なポイントとしては、キャンピングカーで出た排水(キッチン、トイレ、シャワーなど)は排水ポイントで排出しないといけない。大抵のキャンプ場はそのためのDump stationがある。お薦めとしては、キャンプ場では極力施設のものを利用し、車内のものを利用するのは夜間、体調不良の時などに限定することだ。そうすると、排水は数日に1回で済む。
子供のアクティビティ
年齢にもよるが、一般的に子供は大人ほど、景色、動物、ハイキングなどには興味がないこと多い。確かに我が家もハイキング中、何度娘の弱音を聞いたことか・・・。そんな時の特効薬としては、以下がお薦めという。
・水につける、ボートに乗せる⇒Marivinさんは小型カヌーを車の上に載せて運んでいる。
・自転車に乗せる⇒自家用車にキャリーを付けると数台運べる。
・焚火の管理を任せる⇒子供は火遊びが大好き。
・料理をさせる⇒子供は意外に料理好き。特に鉄板での料理は皆でできて盛り上がる。
キャンプ料理どうする?
キャンプでは料理がつきものだが、そこにハードルを感じる人も多い。以下はMarvinさんのアドバイス。
・手抜き万歳!
基本的に外では何食べても美味しい!極端な話、ホットドッグやカップヌードルでもOK(キャンプ場で食べるカップヌードルやインスタントラーメンは美味しい!)。火起こしが面倒なら、家庭用カセットコンロを持ちこんでも良い。
・焚火、バーベキュー編
焚火を囲んでのマシュマロ、ソーセージ、焼き芋、ホイル焼きは格別。特に子供は焚火が大好き!ある程度の年齢になっていれば、上述のように「火の見張り番」を頼むと良い。喜んでやる。また、鉄板があるとハンバーガーなどの肉料理や卵料理など、料理の幅が広がって楽しい(目玉焼きを作るだけでもイベントになる)。
・下ごしらえのススメ
少人数、短期間であれば家で材料を切り、下ごしらえをして出発するとラク。ビニールに小分けにしておくとそのまま使える。また、お米(1食分ずつ小分け)、野菜は極力洗っておく。無洗米がある場合は無洗米が便利(アメリカでは見かけないが)。
終わりに
私も含め、キャンプというと身構えてしまいがちだが、基本的に家族だけであれば車1台、テントと寝袋があれば後は何とかなる。もちろん、グッズや料理は拘りだすとキリがないが、上述の通り、カップラーメンでも、ホットドッグでも良し、テントキャビンに泊まり、食事は近隣のレストランに食べに行くというチョイスもある。特に日本からの旅行のついでであれば、最初はそのようなパターンが現実的だろう。それでも、大自然の中で寝泊まりするだけでもリフレッシュするし、街中の旅行だけでは体験できないヒーリング体験ができそうだ。機会があれば一度お薦めしたい。