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在外研究準備vol.4ー家探し
1. どこに住むか
「ニューヨークに在外研究に行くなら、親に借金をしてでもマンハッタンに住んだ方がいいですよ。」と、ある先生はおっしゃっていました。確かに、マンハッタンは素敵です。映画やドラマで見たことのある世界に住む・・・最高です。しかし、たとえ親に借金をしてもマンハッタンには住めないことがわかりました。在外研究の半年前、2023年3月にニューヨークを訪れ、現地の不動産屋と内見に行きました。光がほとんど入らない牢屋みたいな極小ワンルームでしたが、月25万円くらい、しかも、月40万円以上のフローとアメリカ人の保証人が必要と言われました。マンハッタンで部屋を借りるには、どこもこうした条件をクリアしないといけないようです。マンハッタンに住むことは早々に諦めました。
治安を考えるとクイーンズかブルックリン、できれば人気エリアのブルックリンに住みたいと考えました。問題はどうやって探すかです。
2. 不動産屋を通して探す
ニューヨークには日系の不動産屋が多数あるので、ひとまず、エイブルニューヨーク店に連絡して、予算(月2000ドル)と場所(ブルックリン、大学から電車で1時間以内のエリア)の希望を伝えました。すると、希望に沿う物件は2000ドル後半からしかないとのことでした。現在のレート(1ドル=149円)だと、月37万円以上・・・。ブルックリンに住む場合も親に借金する必要がありそうです。
3. Facebookで探す
私の夫はニューヨークで働いた経験があったのですが、部屋はFacebookや友達の紹介で探していたそうです。彼のニューヨーク在住の友達にルームメイトを探している人がいないか尋ねてみましたが、見つかりませんでした。
そこで、Facebookの家探しのグループに参加してみました。"New York City Housing, Rooms, Apartments, Sublets"や"NYC Manhattan-Housing, Rooms, Apartments, Sublets, Roommates, New York"といったグループです。ルームメイトを募集している人もいれば、ルームメイトに加えて欲しいとアピールしている人もいて、双方をマッチングさせることができるというわけです。基本的には、複数人で一つのアパートを借りているので、不動産屋を通して部屋を借りるよりもずっと安くすみます。
問題は、SNSで知り合った見ず知らずの人とのシェアルームをするので、やはり安全面に心配があることです。また、初めてのルームメイトが外国人というのも不安です。言葉は通じるか、衛生観念はどうなのかなど気になるところです。
4. 日系の掲示板で探す
海外の大都市の場合、現地に住む日本人のための掲示板があります。「ニューヨーク 日系 掲示板」で検索をすると、MixBという掲示板があり、ルームメイト募集の案内が出ていました。私はこの掲示板で部屋を見つけました。家賃、Wifi、光熱費、水道代すべて込みで月1500ドル。しかも、各自の部屋にお風呂とトイレがあり、洗濯機もある(ニューヨークは、基本アパートに洗濯機はなく、近所のコインランドリーを使います)という最高の条件でした。
さっそく、貸主とメールのやり取りをして契約をしました。貸主はしばらくニューヨークを離れるので、その間だけ私に部屋を貸すという「サブレット」(又貸し、転貸借)という形の契約です。私の場合、数ヶ月後に夫が仕事でニューヨークに移り住むことになっていて、夫が来るまでの間だけの部屋が必要だったのでうってつけでした。家具や食器はすべて貸主のものを使えるのも便利です。ただ、借りる部屋がどのエリアにあるかは、ニューヨークのCrime Map等を使って慎重に確認する方がいいと思います。私の住んでいるエリアは、それなりに閑静な住宅地ではあるのですが、車で10分ほどの場所に少し治安の悪いエリアがありました。
場所の雰囲気は現地に行かなければわからないので、これから色々なエリアを見に行って、長期間住むための家をじっくり探したいと思います。