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【最愛恋愛人】『神話を砕け!?』ラスハリスのこの本②

「恋は媚薬であり、万能薬、若返りと霊感をもたらす秘薬、

しかし、匙加減を間違えれば劇薬」

第一章 恋愛はミッションインポッシブル?

あぁ、夢がない。

ほんと、ラスハリスさん、夢なさすぎ。そう思いませんか?。が、医師で心理療法士、かつストレスマネージメントの権威とあり、多くの人を見てきただけあって、説得力もありまして・・・。

このシリーズの目的は、ラスハリスの『相手は変えられないならば自分が変わればいい』をはじめっから熟読して恋愛のメリットを、享受できるようにぬりましょっ、です。コラム的に書いておりますので、お手物とにあるのでしたら、ごいっしょに読み進めていただければと思います📚

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さて、上記の本によりますと、恋愛における以下の神話は、”神話”であると、心がけよ、とのことです。神話、ですと?つまり人の話ではない、と。

■神話1 完璧なパートナーが存在する
■神話2 あなたが私を完璧にしてくれる
■神話3愛は簡単であるべきだ
■神話4 永遠の愛

これらが、神話でないためには、簡単です。神になればいいw

以上が神話であることを理解することが、生身の人間としての恋愛、それから人間関係にとても有効だと語っています。ひとつづつ、作者の意図するところを読み取っていきたいと思います。

1⃣神話1 完璧なパートナーが存在する

「自分の心の中にある、自分のパートナーはこうあるべきだ、恋愛関係はこうでなければならない、などといった新年を見つめなおすことだ。自分のパートナーや二人の関係に対する否定的な判断に気づき、自分がそれらに囚われていることがどんな影響を及ぼしているかに気づくのだ。それは二人の関係の助けになっているか?それとも害になっているか?」(p18)

え?誰だって、あります、よね?こうあってほしい、こんなところが好きだ、こういう長所持っている人って素敵、とかね。あるでしょう?うちの娘は、櫻井翔君がいいっていいますねw

どうやら、作者が言うのは、理想を抱くな、こうあってほしいと、願うなというのではないということです。

誰だって、こんな相手が理想って夢を見ます。髪型はこうで、なんて外見から始まり、職業は自由業がいい、お笑い芸人がいい、なんて希望もあるかもしれません。

作者は、理想を抱くなと言っているのではないでしょう。理想を抱くことがだめならば、くじ引きで相手を選べと言っていることになりますからねw

夢を見るのは自由、パートナーになった人にそうあってほしいと願うのも自由、ただし、

●お互いが向上したり幸福度を増すときに限って

ということ、なのでねしょうね~。

心理学ではピグマリオン効果と言って、相手に期待がすれば期待に応えてくれる確率があがることが知られていますし、人は見るようになる、とは古来から言われてきたところです。影響を与えあうのが人間ですから、どうせなら、お相手様が成長し、より人生を謳歌できるように期待することは理想のパートナーたる条件ではないでしょうか?

そして、

やってはいけないのは、期待とは違う、理想とは違うと、

相手を責めたり、フラストレーションをためたりすること、ではないでしょうか。そうならないように、事前に完璧を相手に求めていないか、許容できる範囲を超えた人をパートナーとしていないか、などチェックが必要ですね~。

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■神話2 あなたが私を完璧にしてくれる

「パートナーがいなければ自分は不完全な存在だと考えるなら、あらゆる種類の問題が引き起こされるだろう。あなたは愛に飢え、依存的になり、一人でいるのが怖くなる。これでは健全で生き生きとした関係の助けにはならない。」

わたしたちは、不完全なまま自分を受容し、愛することの大切さを知ってはいますが、なかなかおいそれとはいきません、よね?

「君がいてくれるから自分は完成された気持ちになる」、

それって、別にわるいことではないかと思います。

誰もが繋がって生きているのであり、だれかの存在をもって自分が満たされるような気持ちになることもおおいにありではないでしょうか?

「二人でいるときが至福です。」「あなたがいてくれるから、人生がより豊かになるよ。」「僕は(わたしは)不完全な人だけど、それも含めて完全な気持ちになれる」

そう表現したものであること見ることもできます。

ただし、

今欠けているから、だれかを求める、というのでは、マイナスの補填の関係にしかならないよ、と言っている、のでしょうね~。

愛が足りないからちょうだい、

自分に自信がないから、満たして、

と。くれくれ星人になって、かまってちゃんになるよ、欠乏感からスタートすると、欠乏の加速にしかならないよ~、ってところ。

人間は、だれもが不完全であり、(物理させたら、アインシュタイン超えて、走ったら、ボルト超えて、音楽ひかせたら、ショパンを超えるっていません。)

作者も言ってます。

「わたしたしは心はもともとも自己批判的で、自分がいかに不完全かを主張するのが大好きなのだ。」


という性質を持っていると。

あるべきなのは、決して、完璧になれ、理想を抱くな、というのではなく、

『完全ではない自分自身もあるがままに受容すること、

そのうえで、恋愛をはじめましょうね。』

ということではないでしょうかね~。

だれもが完璧ではないのですが、不完全なままで完璧であるとすることもできるかと思います。自分の不完全を許し、高い自己受容の状態で、相手と接することが大切・・、頭でわかっちゃおりますけれどもね~。

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■神話3愛は簡単であるべきだ

はじめ、これを読んだとき、なんね、複雑にしてほしいのか、と考えました。

物事や問題点を複雑に考えることは、知性とはいえないというのが基本的な考え方。

愛で生じる問題でさえもシンプルに考える方がいいのでは、というのが感想ですし、そうなのでないのと思います。

しかし、どうやら、著者は違うことをいいたいようですね~。

愛が単純でないのは、相手は自分とは、

●考えや感じ方が違う
●興味が異なる
●家事やセックス、お金、宗教、価値ある時間の過ごし方が違う
●あなたとウマがあわない友人や親せきがいる

などの相違点があるからだといいます。

相違点を楽しむ、双方がそんな恋愛志向を持つ人、もしくは違いを尊重し、認め合える人ならば比較的に困難は少ないでしょうが、

基本的に人は相違を嫌います。

自分と異なることを”悪”とみなす傾向さえあるといいます。

まぁ、宗教間の対立、国民間の対立、日々の紙面を騒がす戦うだけの論争などなど具体例には事欠かないかと思います。

ですから、恋愛を簡単だと思うべからず、と作者は言っています。恋に落ちるのは簡単ですけどねw

個人体験を紹介しておきますと、相手が自分と異なることを楽しむ性格でしたから、ひどく痛い目にあいました。はい、ひどい目です・・・。

相手は、大多数の人がそうであるように、異質を嫌う人だったからです・・。

どうぞ、ご注意を^^;まぁこちらもずいぶんと変人ですからね・・Ω\ζ°)チーン

■神話4 永遠の愛

”永遠の愛が神話”とは、これもまた神も信仰も夢もない話ではないですかw

しかし、これもわきまえておいた方がよいそうです。

「あなたがわたしのすべて。」「君がいることが僕がここにいる理由だ。」「この一瞬が私の人生をこの上もない良いものに変えてくれた。」

なんてね~、

ロミオとジュリエットばりの全身全霊相手を思い合う、そんな陶酔の恋愛期間は、

「平均して半年から1年半、3年続くのは珍しい」

のであるそうです。みなさまはどうですか?その連続を求める人は恋愛が長くは続かない人・・!?(かもね)

この時期を境に、新鮮さや性欲から、相手への思いやり慈しみ、親しみへと変換できるかどうかが、恋愛寿命に大きくかかわっているとはよく聞かれることです。あれですね、3年目の浮気~なんたら・・・💣

著者もこの陶酔を超えた時期は、相手の姿を恋愛ホルモンという色眼鏡をつけずにみられる時期であって、

「本当に親密な関係を築くチャンスなのだ。」

と言っています。親密な関係を築くに値するかどうかはちゃんと見極めましょうね~。

なんかね、「愛を感情ではなく、行動ととらえましょう。」

なんてACTのラスハリスさんは、言っています。

「感情をコントロールするのではなく、行動をコントロールしましょう。」

というのが、ACTの基本であり、その姿勢を恋愛にも投じましょうってことだと思います。

ついでに、この第一章で、こんな希望にあふれることも書かれていました。

「この本の内容を実践すれば、あなたは自分の中に他者とは無関係の全体性と完全性を見出すだろう。あなたは恋愛において自分自身により忠実になれる。自分を率直に表現し、自分の欲しいものをはっきり言い、拒絶や見捨てられることへの恐怖に縛られて尻込みすることなく、堂々と自分を主張できる。」

やってみないと、わかりませんが、実証実験すみだそうですので、本当に豊かで創造的な恋愛関係を築きたいといのならば、本気で向き合ってみてもいいのではないかしら?

できればごいっしょにね~♡

目を通して頂き、ありがとうございました。

また、次回お会いしましょう📚↑↑↑↑



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