【最愛の人】『続けるべきか、別れるべきか?』ラス・ハリス④
「続けるべきか?別れるべきか?」という2択に迫られた経験がある方は多いかと思います。
こちらは、ラス・ハリス『相手は変えられない ならば自分が変わればいい』を実践しながら読み解いていくシリーズです。
ラス・ハリスさんは、ACTの心理療法の大御所の方でありその永続的な効果は広く知られているところです。さて、この書籍は、良きパートナーシップを築きたいという万人向けの本でありながら、同時に人間関係、しいては自分自身の感情コントロールまで上達する一冊となっています。
今日は、第3章、「続けるべきか、別れるべきか。」ラス・ハリスさんは、わたしたちにどんな判断方法を提示しているのでしょうか。
さて、その前にラス・ハリスさんは、米国人でありまた米国の離婚率は日本とは比較しようがないほど高いです。およそ40~50%という半数程度の人が離婚を選択するという離婚大国です。そういった国民性をもつ人たちのカウンセリングに当たっているという点で日本とは異なりますので、相違を加味しながら読み進めていきたいと思います。
離婚率の高さを抑えたい国ですからね、ハリスさんもそのような姿勢からのアプローチと見受けられます。フランスのような事実婚もありの自由なパートナーシップの在り方の方が、本当は日本人に合っているのではないかと思いますけれどね~。ほら、江戸までは日本人のカップリングはとても自由だったということが分かっていますし、そうした方が少子化対策にもなるのかと思います。江戸以前は、誰の子だろうが好きな人の子はわが子、また集落の子はみんなの子、そんな意識が行き渡っていたのではないかと推測します。
再就職が難しいなどなど、離婚後の保護が整っていないという課題もありますが・・。
さて、別れる選択に迫られたときわたしたちには、4つの基本的なアプローチがあるといいます。
●オプション1別れる
●オプション2関係を続け、変えられる部分を変える
●オプション3関係を続け、変えられない部分を受け入れる
●オプション4関係を続け、あきらめて状況がわるくなるようなことを続ける
1⃣別れる
感情に振り回されるのではなく、
「パートナーと別れることによってあなたの人生は好転するか。」を予測する。
どのように好転させたいのか、なぜそのような好転を望むのか、など考えるべきとのことでしょう。
また、ハリスさんは、離婚大国の人ですから「本書に書かれているすべてを試して、関係をうまくいかせるように努力してほしい」、と綴っています。
しかし、DVの人といなければなりませんか?モラハラを続けてきた人といたいですか?あなたの願望や夢だけでなく、人格を壊しにかかる人といなければなりませんか?そんなことはないかと思います。ただし、本書に書かれているすべてを試すことによって、必ず恋愛力は向上し、また人間関係力もつくかと思います。
嫌なことに向き合わず逃げるだけの戦略では、ほら、そのいやなことが倍となってやってくるのは万人の語るところですから。
2⃣関係を続け、変えられる部分を変える
状況がどうであれ、最もコントロールできるのは自分の行動だ。
まず、行動し、可能な限りよくすることにエネルギーを注ごう。あなたはパートナーの行動をコントロールすることはできない。
本書はこう語っています。
できることは、
●コミュニケーションの技術を向上させること、
●外出が可能なようにベビーシッターを雇うこと、
●もっとはっきりものを言う事
●より愛情深く優しく、あるいは受動的であること
本書にはありませんが、行動をするにあたって、気を付けなければならないのは、配偶者がモラハラ気質の人である場合、相手の人に認められようと行動しないということです。
地獄を見ます^^;いくらしてもどれだけしても必ずケチをつけてきて、しまいには鬱になってあらゆる生活の質が落ちることだってあります。
パートナーさんを満足させたい、そんな動機があればあるほどモラハラ気質の人にはまってしまいます。文句をいったり、だめだしをすることで自己の優位性を得たり、操作しようとする人も世の中にはいます。
しかし、ハリスさんのいうのうに、コミュニケーション技術を磨いたり、受容的になること、愛情深くあることは一生幸せにしあえる最高のパートナーシップを築く土台となるかと思います🙌
3⃣関係を続け、変えられない部分を受け入れる
関係を続けなければならないとき、もしくはそう選んだときは、
『アクセプタンスの練習をすべきである。心の中に、苦痛の感覚が存在するための居場所を作ってやり、日違反、敵意委、落胆、自滅的思考を解き放ち、くよくよ思い悩み心配している自分にきづく必要がある。泥沼からはい出し、自分の人生に立ち戻るのだ。自分の価値を受けれ、現在に生きよう。目の前の困難がどんなものであろうと目一杯生きよう。』
4⃣関係を続けるがあきらめて状況が悪くなるようなことも続ける
状況改善のために可能なことをすべてやろうとせず、受容のトレーニングも行わない。そして心配し、くよくよ悩み、試案し、いつまでも分析し続ける。他者に文句を言い、関係に執着し、自分やパートナーを責める。あるいは冷淡で内にこもったり、敵意と批判に凝り固まったり、鬱状態になったり、自暴自棄になったりする。
アルコールや喫煙、ジャンクフード、などなどに走ることもある。
長期的には間違いなく、人生を損なう。
あのですね、痛いお話であります^^;
鬱状態になってしまったら、出口探せません・・。出口のない壺の中で水を求めている状態ですからね。
著者も
●「あきらめて何もしないこと」があなたの健康と活力にどんな影響を与えているか?
●「何もしない」結果、あなたが払っている大証に気づこう。感情の痛み、時間の浪費、金の浪費、エネルギーの浪費、そして二人の関係に与えるさらなるダメージなど
●関係改善のためにあなたができる行動は何か。あるいはあなたの幸福と活力を高めると思われる行動は何か。
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「別れる、別れない?」後悔しない選択をするには、やはり自らの価値観というものを知り、尊重することが大切ですよね~。
関係を続けることが、価値観にそぐわない、もしくは価値観を損ねるようなことならば、別れた方が賢明かと思いますね。ただし、価値観というもの、そのものも人は人生のステージステージで変貌していくものと思われます。再度、自らの内側に「わたしが人生で大切にしている価値は何か」と問うことが後悔のない選択に効果的かと思われます。
最後まで熟読したいと思います。よき恋愛人たる学びになればと思います^^☆彡
目を通して頂き、ありがとうございました~。いてくれるかな~w
モラハラ相談とかもね、してるんで、よかったら、サークル参加してねー。
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