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エターナル・サンシャイン(映画のすゝめ:B面)

どうも、ちゃがねです。


さぁ!ここからはガチ。
好きな映画(B面)

とは言え、私の映画好きなんて深いものでもないので

当然、有名作品。

より人間味があると思います。
だって、ただただ好きな映画を並べるだけなのだから。

人の目なんか気にしない!
何を言われようがコレが好きという映画

※一回に纏めようと思ったら愛が強すぎて長くなったので1本ずつ紹介します。


1.エターナルサンシャイン


有名。限りなくA面の匂いがする。

生涯観た映画の中では1番好きぐらい好き。
好き過ぎて、来日中に監督にサインを貰いに行いったぐらい好き。

話自体はさほど難しくないです。


記憶を消す手術が生まれた世界
→元カノの記憶を消した男
→どうなる?


ザックリ言うと、これぐらいの話。
しかし、この単純なストーリーに要素が散りばめられている。

・時系列がバラバラ
・同じ様なシーンが散りばめられている
・アート作品の様な美術、ビジュアル


この辺からネタバレになるので、観てない人は先に観てください!!

———————

追記すると、最初に元カノ(ケイトウィンスレット)の方が記憶を消すんですね。

それを知って、元カレ(ジムキャリー)も同じ手術をするんです。

これで何が起こるかと言うと、

1.両者(記憶あり)
2.元カノ(記憶なし) 元彼(記憶あり)
3.両者(記憶なし)

この時間軸が存在するはずなのに、何故か3の(両者記憶なし)の状態で再会してしまう時間があったりする。

更には「記憶を失った彼女を口説きたい別の男」「夢の中での2人の記憶」

と、色んな事が巻き起こる上に
シーンが変わると時系列が変わる。

どの時の何の話なのか。
誰と誰の話なのか。
現実なのか夢なのか。

脳内がパニック!!!!!!!


ですが、この映画の凄いのは
1回観ると大筋の話が理解できます。

ここが、この映画の肝である。

観てる側も記憶を失ったような感覚。
しかし、後に種明かしされていくと

「あっ、さっきのアレはこの事件の後か」
「この間に記憶消したんか」

と、どんどん謎が解決されていく。

最後のメッセージ性もグッとくる。

人は多面的で、身勝手なところはあるけれど、
それも含めて「人」であり、過去は変わらない。

相手、自分、過去、未来に向き合う大切さを教えてくれる。そんな映画。

———————

ネタバレ終わり!
ここからは制作布陣の話

脚本がエゲツない仕上がりです。
アカデミー賞脚本賞しっかり受賞してるの。やっぱり伊達じゃない。



監督はミシェルゴンドリー。

映画監督としてより、音楽MV監督としての方が有名だったりする。

perfu○eのACのCMがパクったと噂されたダフトパンクの元ネタMVはこの人の作品です。

ダフトパンク。
https://youtu.be/_JPa3BNi6l4


(パクった?と思わしきもの。
https://youtu.be/H3BNldwcZ_E)

あと、個人的にはレゴブロックで作られたWhite StripesのMVも最高に可愛くてかっこいい。

https://youtu.be/fTH71AAxXmM




ファンタジーな世界観を作らせたら右に出るものはいないぐらいのセンスで

脚本はチャーリーカウフマン。

こちらも癖強作家。
「マルコヴィッチの穴」とか、完全に狂ってるのにめっちゃ面白い。鬼才中の鬼才。



この2人に加えて、キャストは

・ジム・キャリー(言わずもがな)
・ケイト・ウィンスレット(タイタニックのヒロイン)
・イライジャ・ウッド(ロードオブザリングの主人公)
・キルスティン・ダンスト(サムライミ版スパイダーマンのヒロイン)



とてつもない面子。
全員主役張れるレベル。

なのに、全員いつもと違う雰囲気なんです。

確かに、全員キャリアとしてのピークは過ぎた感もあるが、
これ程にもイメージと違う演技させるかね。笑

例えるなら

メジャーで各チーム4番ファーストの選手達が引退間際に移籍して、守備位置変えて全員外野守らせてる。

それぐらい無茶苦茶です。
でも、地肩が強すぎるんよ。
演技上手いんよ。

ジム・キャリーはコメディじゃないし、
ケイト・ウィンスレットは元気系女子だし、
イライジャ・ウッドはヤバめのイカれ男だし、
キルスティン・ダンスト不倫相手役だし


こんなに無茶苦茶な布陣、脚本なのに奇跡的な噛み合い方をしてる映画です。




当時劇場で観て衝撃を受けた作品でした。

長くなりました。愛が強過ぎましたね。
是非ご覧ください。

ちゃがね

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