振り返り 杜の鼓動〜桜の風景〜

演奏会終わって2ヶ月経ちました。
演奏会後しばらく経っても頭の中でずっと音楽が頭の中で流れ続けてて、結構苦しみました。
それだけコミットできたってことなんだと思いますが、日常生活に支障が出るので考えものです。

だからと言うわけではないのですが、指揮に関しても振り返っておこうと思いました。年納め?供養?まぁそんな感じ。

今年は以下の3曲やったのですが、まず、桜の風景の振り返りを。

・杜の鼓動〜桜の風景〜 (丸本大悟)
・バレエ音楽「シンデレラ」(プロコフィエフ)
・ForeverLove(YOSHIKI)※アンコール

この曲は非常に音楽作りが難しかったです。だって、タイトルに「桜の風景」って書いてあるんだもん。
タイトルにここまで明示的に標題を書かれると、
みんな「桜の風景を感じるぞ!」モードになるんですね。これが難しい。

なので、何も考えずに演奏すると、延々と桜の風景っぽい雰囲気が流れてるだけの曲になります。
だって、最初に桜の風景演奏するって言われてるから。
「あー、桜っぽいなーきれいだなー」
であっという間に10分完奏。なんてことになりかねないのです。

つまり何かというと、中途半端に何かやっても最終的には「桜の風景」という巨大な標題にふんわり包まれてしまうと。そういう曲だと思っています。

曲がそれほどまでに桜の風景とマッチしているのか、はたまた桜というモチーフが強力過ぎるのか、それはわかりません。

特に拘った部分はギターソロが始まるところからの第二部。
色々な考え方があると思うのですが、ここをどう弾くかで曲全体の印象が変わると思ってます。

話すと長いのでここでは割愛しますが、第一部の雰囲気と打って変わって目まぐるしく景色が移り変わるようなメリハリをつけた演奏にしたつもりです。

ゲネプロではアンサンブルが崩壊しかけて肝を冷やしましたが、、、本番うまくいったと思います。あの緊張感がたまらんよね。

あと、欲を言えば最後の音が徐々に積み重なっていく部分。あそこはもっともっと練習したかったです。
裏でなってる細かい音符、あれ弾ききってる人達はどうやって練習してるんでしょうね?
そもそも弾けてる団体あるのかな?笑

逆に、みんなが完璧に弾けてなくても上手く聞こえるような、そんな工夫を探す方がいいのかもと思いながらも対策を打つ時間がありませんでした〜

まぁでも、やれることはやったので!結構満足してます。

まだまだ書きたいことはいっぱいあるのですが、キリがないので、メンバー向けに共有した指針をそのままここにも。改めて見ると、この指針は一貫して変わらなかったです。振り返りにはちょうどいいですね。

<大事にしてほしいこと>
・メリハリが効いた演奏
短くてわかりやすい曲なので、メリハリを大事にしたいです。特に各部の違いは明確にしていきたいと思ってます。
序奏(T1-20)、第1部(T21-77)、第2部(T78-224)、結尾部(T225-307)です。

・儚く、美しく
印象的な主題と和音進行が特徴的な曲なので、雰囲気を大切にしていきたいです。皆さんの弾き方やイメージで曲の雰囲気がガラッとかわりますので、統一させてください。
「儚く、美しく」でお願いします。裏を返すと「くどくない、派手ではない」とも言えると思います。

・各パートの音がハッキリ聞こえる
マンドリンオリジナル曲ということもあり、各パートの良さが随所で引き出されるように作られてます。
主旋律に限った話ではなく、各パートの音が埋もれることなくハッキリ聞こえるような演奏を目指したいです。
「マンドリンオーケストラの音っていいなー」と聴衆にも感じてもらえるような演奏にしましょう!

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