音楽が好きになったきっかけ
ルーツ1
まず私は四国の海の見える町のど田舎出身で、その町の交通手段は車だった。
どこへ行くにも車に乗り、その町の人々は徒歩で歩いて行ける距離でも車を使う。
習い事の送り迎えももちろん車だったので毎日30分以上は車に乗っていた。
昔は車の中でテレビなど見れなかったため、車の中では大抵音楽が流れていた。
母親が松任谷由美の大ファンで、母の車の車内ではユーミンがよく流れていた。サザンもよく流れていて聞いていた。父の車の車内では浜田省吾だった。
小さい頃のこの曲が好きとかいう感情はあまり覚えていないが居心地は悪くなかった。
弟が空手の習い事をやっていて、空手の稽古は大抵押していたので車内でエンジンをつけて音楽をかけて待っていた。
日常的に音楽を聴くことが多かったため音楽が好きになった。
ルーツ2
また、小さい頃の音楽といえば、NHKで天才てれびくん（通称：天てれ）という番組があった。
1990年代の天てれでは、ミュージックてれびくん（通称：MTK）という音楽コーナーがあり、そこでよく海外のヒットナンバーをてれび戦士たちが日本語でカバーしていた。
私はそのコーナーが大好きだった。
The SupremesのYou can’t hurry love
バナナラマのLove in the first degree
などたくさんの名曲を天てれで覚えた。
MTKについてはこちらを参照。
ルーツ3
中学に入ると私は親元を離れて暮らすため、車に乗る機会はめっきり減った。
その代わり、iPodを手にいれ、CDを買ったりTSUTAYAで借りたりしてはiPodに入れて聞いていた。
中学2年生の頃にシュガー&スパイス 風味絶佳という映画が公開された。イオンの中のシネコンに吹奏楽部の友だちと一緒に観に行った。
その映画の中でoasisというバンドが出てきた。この映画きっかけで私はoasisが大好きになり、そこからthe Beatlesも大好きになった。
中学時代はベタなロキノン系にもハマった。
ELLE GARDENはシングル、アルバム全部集めたし（大学時代の友だちにあげてしまって今はもう持っていない）the PillowsやBUMP OF CHICKENも聞いていた。
メロコア系も好きで、ムラマサ⭐︎とREAL REACHのライブにはよく行った。
ちなみにムラマサ⭐︎とREAL REACHを教えてくれてライブにも一緒によく行った友だちとは今でもよく会っていてなんでも話せる親友になっている。
ルーツ4
高校を卒業して、受験に落ちて大阪で浪人生活を送ることになる。
そこで知り合ったTという男が初めてのたくさん趣味の合う友だちで、私が
「オアシスとビートルズが好きで大阪よしもとNSC13期が好き！（お笑いも中学から好きだった)」
というキツめ（痛いという意味）の自己紹介をするとそいつが反応してくれて、
Tもオアシスとビートルズが好きで、ブラマヨ（大阪NSC13期）が好きだった。
その後お互いのiPod classicを交換し、音楽をたくさん教えてもらった。
教えてもらったというより、盗んだに近い。笑
The StrokesなどのUS音楽も大好きになった。
邦楽のYUKIやCharaなども浪人中に東三国駅（当時住んでた駅）のTSUTAYAで借りて聴きまくっていた。
wikipediaより
ルーツ5
浪人生活も無事終わり、大学に入学した後軽音サークルに入るが、単科大学で軽音サークルが一つしかなくしかも現代ロキノン系中心のクラブだったためなかなかすぐに趣味の合う友だちはできず、授業が終わるとすぐに家に帰り、自分のiPod Classicに入っている音楽を聴いていた。
大学1年の夏に軽音サークルの夏合宿があった。夏合宿では自分の好きな人たちと好きな曲をコピーする飲み会ライブというものがあった。
その時の合宿で4回生の先輩がNUMBER GIRLをコピーしていた。
とてもびっくりした。もしかしたらそのメンバーの中に趣味が合う人がいるかもと思ったが、1回生が4回生に話しかけるのはとても勇気がいることだったので心の中でテンション上がりながらも何も行動に移さなかった。
1回生の秋にその中のメンバーだったOさんとクラブの飲み会の帰りにたまたま一緒になった。その時Oさんはビートルズとギャルソンのコラボスニーカーを履いていて思わず、ビートルズ好きなんですか！？！？と聞いてしまった。
その一言からOさんと仲良くなることになり、OさんにはYuckやGirlsなどのインディー系のかっこいいバンドをたくさん教えてもらった。
ceroやミツメなどの邦インディーバンドも教えてもらい、大学時代たくさんライブに行った。
長くなってしまったが私の音楽好きのルーツを辿ってみた。
小さい頃は暮らしていた環境や自分で摂取して好きになったもの
大きな世界に出てからは、その自分で取得した“好き“の感覚をもとに友だちを作り、新たな“好き“に出会っていった。
これからも自分の感性を洗練させ好きな音楽を磨いていきたい。