見出し画像

ヨーロッパ企画のもう一人の作家、大歳倫弘を知っているか

ヨーロッパ企画の作家といえば上田誠を思い浮かべる方も多いだろう。
しかし、ヨーロッパ企画には上田さんの他にも何人か作家が所属している。

中でも、ヨーロッパ企画の第二の作家と言えるのが大歳先生こと大歳倫弘だ。

大歳先生についてはこちらを見ていただければその人となりをお分かりいただけるだろう。


その大歳先生が脚本を務める映画「たぶん杉沢村」がまもなく公開される。
原作はイエティ「杉沢村のアポカリプティックサウンド」だ。


イエティというのはヨーロッパ企画の劇団内ユニットである。このユニットの脚本・演出を務めるのが大歳先生だ。

イエティは2009年に結成され、これまで計14回の公演を実施してきた。

私はヨーロッパ企画のファンになってまだ4年程度で、2020年の「スーパードンキーヤングDX」が初めて観たイエティだった。

この「スーパードンキーヤングDX」がべらぼうに面白く、それからすっかり大歳先生の劇のファンである。

ちなみにその後のリモート反省会も面白く、度々見返してしまう。

こちらの大歳先生のインタビューも必読だ。


イエティは過去の公演のDVDの販売もないため、今回のように過去作が映画化されるのは嬉しい。

映画は原作の「杉沢村のアポカリプティックサウンド」からタイトルを変え、「たぶん杉沢村」とシンプルでわかりやすいタイトルとなった。

監督を務めるのはヨーロッパ企画の映像作家、山口淳太。
そう、あの「ドロステのはてで僕ら」の監督である。

映画ファンの期待値が高いのか、初日はすでに売り切れだという。

現時点では東京の映画館のみの上映だが、これから全国に拡大することを期待したい。

映画のために大歳先生が脚本を新たに書き下ろしたという今作。
「杉沢村のアポカリプティックサウンド」を観た人も観てない人もぜひ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?