中国の連休、どこへ行く?
間もなく中国では、連休の時期がやってきます。
先ず「中秋節」。中秋節は旧暦の8月15日で、新暦にすると今年の中秋節は9月21日になります。中秋節はその前後の3連休です。そして、10月1日の「国慶節」は、中国の建国記念日で、連休期間は7日間です。
このように今年は中秋節の国慶節の2つの祝日が近く、まとまった休みがとりやすいことや、そしてまだ海外旅行は難しい現状もあり、国内旅行がこの連休に大幅に増加すると見られています。
行先で、注目されているのは、やはり 9月20日にオープンする「北京のユニバーサルスタジオ」です。日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの約2倍もの規模とは相当な大きさです。園内には7つのテーマエリア、24の様々なパフォーマンス会場、80の飲食店があり、「2+2+2+10000」という、2本の地下鉄(1号線と7号線)と2本の高速道路と2本のバスが直通し、1万台の駐車スペースという交通システムも構築されています。周辺には2つの大規模な観光複合施設が建設され、商業、ホテル、オフィスなども、ユニバーサル・スタジオの波及効果をフルに活用し、ここを北京のビジネスの新たなランドマークにする計画です。
中新経緯のニュースによりますと、9月14日の零時、「ユニバーサル・スタジオ・北京」のチケットが正式に販売開始となり、1分後にはオープン当日のチケットが売り切れ、3分内にチケットの予約が1万を超え、30分内にユニバーサル・スタジオホテルの開園日の部屋が予約でいっぱいになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、夏の間に旅行を控えていた人々が状況がよくなったのを見て、抑えられた欲求をこの連休に一気に解消しようとこぞって出かけようとしているのでしょう。コロナ禍終息後、海外に行けるようになったら、中国人観光客がこの勢いで日本を訪れる日が必ず来るに違いないと信じてやみません。