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長いトンネルを抜けた後、これには気を付けてトラブル回避

ニュース報道によりますと、ヨーロッパではギリシャとイタリアが新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた旅行者などに対して入国後の隔離措置を撤廃する方針を示し、外国からの観光客の受け入れを再開する動きが広がっています。

ギリシャは5月14日からEU加えて、イギリスやアメリカなど合わせて53か国からの旅行者に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えた証明かPCR検査での陰性証明を提示することを条件に、入国後の10日間の隔離措置を撤廃しました。

また、イタリアも5月16日から、ワクチンの接種を終えた証明などがあれば、EU加盟国や日本、アメリカなどから観光客を受け入れるとしています。

日本では、高齢者向けにワクチンの接種が始まったばかりですが、上記の海外の状況を見ると、「ようやく、長いトンネルを抜けた感」があり、いずれ日本も!と前向きな気分になります。

受け入れ再開前の今、何を準備すればよいのかを考えると、やはり、現場においてお客様と接する際の対応力を強化することが大切です。
具体的には、円滑なコミュニケーションがとれるように準備することが大事です。この観点から、言葉の誤解や勘違いの事例を知ることが必要かと思います。

実際にあった事例をご紹介いたします。
ある百貨店の洋服売り場で、買い物をしていた時です。女性の香港からのお客様は店内をあっちこっちまわって、一着のおしゃれなデザインのスカートをみつけました。
お客様は、「他の柄はあるかな? 」とおっしゃるので、私はそばにいた店員さんに通訳して尋ねると、
店員さんは「それは、ワンパターンです」と答えました。

お客様はそれを聞いて「ええ?王 八 蛋?谁是王八蛋!?(誰がワンパターン!?」とたいそうご立腹されたのです。

というのも、中国語で王八蛋というのは、「ばかやろう」という意味で、
店員さんが言った「ワンパターン」と発音が似ていたので誤解を生んだのでした。

ようやく旅行が再開した暁に、海外からせっかく来てくださった大切なお客様に、不愉快な想いをさせないよう、こういう事例を、ヒヤリハットとして事前に、知っておくとトラブル回避に役立ちますね。


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