にょん

高卒で一般企業に就職し、パワハラによりダウン。精神的に不安定になってしまう。子供の頃の…

にょん

高卒で一般企業に就職し、パワハラによりダウン。精神的に不安定になってしまう。子供の頃の親との関係も難あり?、その後発達障害と知的障害と診断され、でも!アパレル店員になる!人生のどん底から這い上がれる?いろんなことに思い悩みながら生きるわたしのエッセイ。

最近の記事

初出勤

ついに初出勤の日。面接よりも緊張した。初出勤は座学で、面接してくれた面白い店長が、ベラベラ喋り笑ってて、じっとしてるのが苦手な私でも楽しく研修を受けた。店長にはちょっと悪いがあまり聞いてなかった。この店長は場を和ますのがとても得意なのか?仕事でもこんな笑ってるのか?にしても凄いな。え。凄いよな。 って話を聞いてる振りをしながらそんなことが頭の中をぐるぐる。 その日は2時間くらいの座学で終了。とても疲れた。 次の出勤日も続きの座学だった気がする。 この時思ってたのは既に覚えるこ

    • 面接を受けに行く

      面接は確か午前中のオープン直後だった気がする。 意外と面接は得意だ。自分なりの解釈だが面接は自分のいい所をたくさんアピールすればいいだけ!だと思っているからかもしれない。 面接してくれた店長はとても優しくて面白い人だった。面接をしながら、いいなあ。こんな店長がいる所で働けたら私は立ち直れるんじゃないかな。ってすごく思った。雑談も混じえながら面接は進み、自分の中で働く上で1つ気になっていた精神疾患があるということを言った。精神疾患があると打ち明けることでもちろん不採用になる確率

      • 診断された後

        発達障害と知的障害と診断された瞬間に私は、今までの生きづらさってこれなのか。と不謹慎かもしれないけれど安心した。 それと同時にこれからどう生きていけばいいんだろう。障害と言われただけに、健常者では無くなってしまったと思ってしまい、なんか急に不安になった。 心理検査の結果の紙をよく見ると自分が苦手なことが沢山書いてあった。そこまで分かるのかとすごくびっくりした。 その後は、病院のデイケアに半年くらい通った。 デイケア自体は看護師さんが同じ空間にいて見ていてくれたり、色んなプログ

        • 病棟へ帰る

          何事もなかったかのように病棟へ戻ると、担当看護師さんが『帰ってきてくれてありがとう。』 そういった。なんだか嬉しかったのを覚えている。 それから、退院後どうするのか。どうしたいのか。 ということを話し合い、主治医と私の意見が合わず結局は転院することになった。 転院先の病院に予約を入れた。その病院は思春期の子も受け入れていたり、発達障害にも詳しい病院だったため初診は3ヶ月後だった。 そしてついに初診の日。なんとなく緊張。 初めて会う主治医。よく話を聞いてくれる優しそうな女医さ

          1人での外出許可が出た

          入院して2ヶ月が経った頃。ふとこのまま生きてても苦しむだけ。そしていろんな人に迷惑がかかる。 そう思った。 元気を装って外出許可がほしい。そう主治医と担当看護師さんに伝えた。 話し合ってくれたらしい。許可が出た。 危険なことはしない。何かあったらすぐこの番号に電話をかける。他にもいろんなことが書いてある外出同意書にサインをした。 そしていざ外に出ると、ちょっと歩いた先には踏切があった。あと一歩で楽になれるのか。一瞬そんなことが頭をよぎる。そんなことを思いながら歩く。 なんとか

          1人での外出許可が出た

          状況は変わらず一年が経った

          私の崩れた心は回復することなく刻々と時間は過ぎて行く。 病院にも通っていた。精神薬にも頼りっぱなしの毎日で徐々に飲みすぎて何が何だか分からなくなっていく。 睡眠薬も飲んでいたので朝起きられなくて仕事なのに朝、寝過ごすことが増えた。 自分でも限界だと感じ、実家に帰る決意をした。 実家に帰っても良くならず、転院のために大量にもらっていた薬を一気に飲んだらしい。気がついたら病院で何故か苦しくて暴れていた。 即入院となった。はじめて入る閉鎖病棟。まさか自分が入ると思っていなかった。ど

          状況は変わらず一年が経った

          はじめての心療内科

          とりあえず心がしんどくて近くの心療内科を調べて予約して、行った。 最初に大量の問診票を書き、順番を待つ。 待合室には数人。年齢は様々な方が受診に来ていた。 みんな外見ではわからない。けど、私と同じように辛いんだろう。そう思った。 そんなことを考えているうちに順番が来た。 小さいクリニックだったので先生は1人。とても優しいよく話を聞いてくれる男性の先生だった。 私もこの数ヶ月であった出来事を全て話した。 会社に診断書を出したほうがいいとのことで書いてもらった。その時の診断名は『

          はじめての心療内科

          そして県外へ転勤

          転勤。そして私は急に一人暮らしをすることになった。 はじめての経験だ。 私が転勤になったことは極秘なはずだった。 どこの店舗に行ったとか。極秘なはずだった。 新たな気持ちで頑張ろう。そう思って徐々に元気を取り戻していった。はずだった。 新しい店舗にも慣れたかな。仕事も慣れたかな。 そんな時。仕事中私は呼び出された。 そこにいたのは私をいじめていたおばさんのお姉さんらしい。どうやら近くに住んでいるらしい。『色々あったんだってね。聞いてるよ。』と言われ とっさにパニックになり、そ

          そして県外へ転勤

          やむ終えず異動

          その時の私の敵はそのおばさん2人だった。 だが、それから2ヶ月くらいかけて、私の味方は誰もいなくなった。おばさんが私のことを悪いように言ってたくさんの味方をつけたらしい。 私はもう感情も何もなかった。 そんな中、少し離れた隣の店舗のよくしてくれてた方がこっちの店舗おいで。と声をかけてくれ、本社に掛け合ってくれたらしい。 すぐにその店舗に異動できることになった。 優しい方々に恵まれてそこではうまくやっていけるかなと思った。でも違った。私の心はもう崩れていたのだ。 出勤する時に同

          やむ終えず異動

          高校卒業。そして就職。

          4年前。私は高校を卒業した。 勉強が嫌いだったこと。自分で早くお金を稼ぎたかったこともあり在学中に試験を受け見事に内定。 春から社会人になった。入社式を終え、座学研修を終え、1ヶ月の研修期間を終え、配属された店舗へ向かう。 だが、社会人はそう甘くはなかった。 高校を卒業したばっかりなこと、自分よりかなり年上な方が沢山働かれている職場だったので、初めはすごく可愛がってもらった。もちろん全員にではない。 いつからだろう。就職して1年たったごろから可愛がられていることに対して僻む人

          高校卒業。そして就職。