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91 「ミッドナイト・イン・パリ」ピカソ・ダリ ・ヘミングウェイ "夢の世界"で「今」を見る 映画鑑賞する前に・ちょっと立ち読み
劇場公開日:2012年5月26日
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今回の作品
「アニー・ホール」「それでも恋するバルセロナ」のウッディ・アレン監督・脚本によるラブコメディ。
こんにちは~映画大好きのゆらりです
当ブログにお越しいただきありがとうございます
初めてお越しいただいた方も以前からごひいきにしていただいている方も^^
貴方との繋がりを持てた「映画という素晴らしいもの」に感謝します。私の栄養補給は映画と言っても過言ではありません(笑)
「感動した作品を沢山の人に共感してもらえたら」
そんな想いでブログを綴っています
氣になった作品をみて元氣になってもらえたら
それだけでHappy
それでは
作品紹介いってみよ~う^^
「ロマン」
「ラブストーリー」
「コメディ」
物語 ★★★★★
キャスト ★★★★★
映像 ★★★★☆
監督 ウッディ・アレン
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キャスト
オーウェン・ウィルソン (脚本家のギル・ペンダー)
レイチェル・マクアダムス (婚約者イネズ)
![](https://assets.st-note.com/img/1733545853-N9AZsVtg6Xr78lQzRd4CqDwn.jpg?width=1200)
あらすじ
ハリウッドで売れっ子の脚本家ギルは、婚約者イネズと彼女の両親とともにパリに遊びに来ていた。パリの魔力に魅了され、小説を書くためにパリへの引越しを決意するギルだったが、イネズは無関心。2人の心は離ればなれになり……。
ギルはハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが作家への夢も捨て切れずにいた。
そんな時に婚約者イネズと共に彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。ある日ワインの試飲会を後に1人ホテルまで道を歩いて帰ろうとするが迷子になってしまう。
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12時の鐘が鳴り響くと共に一台の車 馬車ではないのです(笑)がやってきて彼を車に誘い込む・・・そしていつの間にかあこがれの作家"ヘミングウェイ"画家の"ピカソ"らが暮らしている1920年代の黄金期のパリにタイムスリップしてしまう・・・
感想
まるでシンデレラを想像してしてしまうようなシチュエーションにおとぎ話を連想してしまいます
古き良き時代の代名詞のような大物著名人、ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ピカソ・・などなどのオンパレードでギルは言葉の通り「目を丸くする」のです。
ただその驚きと感動で終わらせるだけでなく日常の一部のように描いていることがおとぎ話の主人公を、現代に引き寄せよみがえらせるのです。
同じ空気を吸っている同じ時間を過ごしているそんな親近感を持てるだけでなく、同じ人間として感じることが出来るのです。それも極普通の人間として。
そしてギルは古き時代の1人の女性ピカソの愛人アドリアナに恋をしてしまうのです。
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作家の夢を捨てきれずにいる彼にとって、婚約者イネズは 彼の才能は「脚本家としての時が最高である」と言い切ってしまうことで、ギルが求めるパートナーではない と 感じてしまうのですね~
やはりある程度は共感してもらいたいと思ってしまいますよね^^婚約者なら、なおのこと・・・ですから「浮気するのもしょうがないよね」と、観る側を変な意味で納得させてしまうのです(笑)
なっとくするな!って、思われるかもしれませんね~^^
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偶然が偶然にもアドリアナとギルは更に古き良き時代へタイムスリップしてしまう。が、この時代にアドリアナは留まると言う。えっ??そう思うギル
そりゃそうですよね~ここでお別れ??そりゃないよ~~ってなる。
そんな彼女にギルは言うのです・・・
自分が憧れを抱いていた古き良き時代の芸術家は
『彼らの生きている時代よりもさらに古き良き時代の頃がいい!』と言い またその古き時代の人々は
『もっと古い素晴らしき時代がいい!』と言う
結局のところ、いつの時代に生きようとも、今よりも昔が良かったと言っていることで、何も変わらないのだ、と・・・
非常に面白い視点ですよね、あ~~結局のところ
ないものねだり?
最後
監督 ウディ・アレンがこんなことを言っている
「こんなにも運が良かったのに 人生の落伍者の気分はなぜだろう」
こんな思いが作品の中のギルにも表現されているのかもしれませんね
今を逃げて憧れの世界に行っても結果は変わらない他人がどう言おうがどう評価しようが自分の価値は自分でしか決められない。自分で納得のいく自分に、評価できる自分になる為に・・・どうすればいい?
もしかするとウッディは作家を夢見るギルなのではないか?と、ふとそんな思いが頭をよぎりました。
この作品はウディらしくない という評価もありますがこれも彼の中の一部だと思いますし多面性を見せることで人の幅が広がり深みがさらに増してくると思うのです^^
ウッディ・アレン 内面の葛藤
と副題をつけたいぐらいです。
映画の為に生きている(笑)
映画という名のビタミン剤
映画ドラマって本当にいいですね~💓
最後までよんでいただきありがとうございます
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2017’04’19
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