血と皮膚~旧暦葉月~
今月の野菜「茄子」
秋ナスは嫁に食わすな、という言葉がこの時季毎年のように聞かれます。
茄子は冷ましの食材なので、母体によくない、という親切な話や、この時季
の茄子は美味しいので嫁さんにあげるのがもったいない、というイケズな話など。
薬膳的な茄子の効能は「活血」で、血の巡りをよくしてくれます。シミ、ソバカス、くすみといったものは、中医学的に言えば、血の滞りが原因と考えます。なので、活血作用のある茄子は、美肌効果が期待できる!ということです。
またカリウムも抱負なので、顔や脚のむくみなどにも効果的。てことで、茄子には美顔、美脚効果あり!とするならば、姑さんの嫉妬や浮氣を警戒したり、、と、更にドロドロした意味合いにも。笑。秋ナス、、、妄想が止まりませんね。
血と皮膚
秋はお肌の乾燥が氣になる季節。保湿など、外側からのアプローチに目がいきがちですが、内から潤いを補充することも、とても大切。
中医学では血の充実は肌艶のよさと関係があるとし、血が不足すると、カサカサと乾いた感じになりますし、血が滞ると、シミ、ソバカス、くすみなどにつながる、と考えます。
食材では、血の不足は、にんじん、ほうれん草、ぶどうなど。
また牛、豚、鶏といった肉類は、養血にはとても効果的です。
また血の滞りには、旬のお野菜で言えば茄子や青梗菜(ちんげんさい)またお魚(青魚)は活血作用があるので、旬でいえば秋刀魚(さんま)鯖(さば)かな。
あとは睡眠も必須。子丑の刻(23~3時)は中医学的にも血が最も養われる時なので、早めの就寝を心掛けたいものですね。
それと臓腑では皮膚は「肺」とつながりが深いので、時々深呼吸をしながら、秋の氣を体内に取り入れると、秋養生が同時にできます。肺は大腸と表裏関係なのでもしかしたら「お通じ」にも、効果がでるかも。。。
シミ、ソバカスには四白
瞳孔の垂直線上、頬骨のてっぺんあたり。眼精疲労、鼻炎、頭痛にも◎