なぜ日本には四季があるの?
現在は春分を基準に二十四節氣は決められていましたが、古来は冬至から次の冬至までの長さを計って、それを24等分して二十四節氣を定めていました。
陰(かげ)がもっとも長くなる冬至と、最も短くなる夏至がまず最初の基準となり、そして昼と夜の長さがほぼ等しくなる春分と秋分が加わり、暦の大きな枠組みが出来上がりました。
「時計(とけい)」は元来「土圭(とけい)」という字であったように、日時計は時を知るとても重要なツールだったことがしのばれますね。
ということで今回は、太陽の動きと季節の関係についてみてみようかと思います。
地軸の傾きと四季
そもそもなぜ日本には四季があるのか?ということですが、これは地球の地軸が関係してきます。
地球の地軸は、公転面に垂直な方向に対し23,4度傾いています。この23,4度傾いた状態で地球は太陽の周りを公転していることが季節を生む原因となります。
もし地軸の傾きがなければ、どれだけ太陽の周りを公転しようが、季節の変化はおきません。逆に傾きがもっと極端であれば、もっと極端な季節の変化や、極端な昼や夜を生むことになるでしょう。
寒暖と太陽の高度
では暑さ寒さの違いは何が関係するのでしょう?それは太陽の高度が関係してきます。冬は太陽の高度が低く、光が斜めから入ります。つまり広い面積に分散(細い光)され寒くなります。
一方、夏は太陽の高度が高くなります。そうすると光は真上から入るような形となり、小さい面積に集中(太い光)し熱くなります。
四季と日の出の位置
最後に季節ごとの太陽の通り道をみてみましょう。春分及び秋分は、太陽はおおよそ真東から昇り、南を通過して、真西に沈みます。夏至の頃になると太陽の日の出日の入りは北寄りに、一方冬至の頃の日の出日の入りは、南寄りとなります。
旧暦の話しというよりは理科の話しになってしまいましたね(笑)ではよい仲冬を。
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