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朝ドラから学ぶ人生観

10年以上、職人的リモートワーカーを続けている結良輪区です。

江戸、明治、大正、昭和と1世紀近く、93歳まで生きた牧野富太郎氏をモデルにした朝ドラ『らんまん』。本日最終回を迎えました。

小学校(義務教育)を途中で放棄(退学)してしまうと、その先でどう苦労するのか?
簡単に嫌な事を避けて、好きな事だけを続ける為に、
不登校になると、後に自分がどんな苦労をする可能性があるか、
を娘ちゃんへ教えながら見ていました。

世の中、自分の好きな事だけを考えて、好きな事だけやっていたら、
好きではない事は誰がやってくれるのか?
好きではない事は、やらないまま、知らないままで、いいのか?
(今の社会で問題となっている、出産、育児、家事(名もなき家事多数)、
教育、介護など…誰もやりたくなければ、どうなるのか?)
自己中心的な人を助けたいと思う他人が、どれだけ現れるのか?
人に対する態度、感情の出し方など…。

まだ世界の誰も知らない事を解明するとは、どういう事なのか?
後の世に残していく必要がある情報とは、何なのか?

記録して残す、という事の重要性。
古い印刷技術、新しい印刷技術、植物・生物画、写真、動画、
記録を残すクリエイティブな世界の職業。
現代の印刷技術、ITでの記録を残す技術、
などなど、色々、考えさせられる事がありました。

私自身は、正しい情報や記録を残していく方面での、印刷技術の進化、
これまで気づけは30年近く携わって来て、まだまだ記録を残す方法や技術、
勉強しつづける必要性を感じます。永遠に終わる事はないのだろうなと。

今回の朝ドラからも、人の人生や歴史、沢山考えさせられる事がありました。

そして昨日、娘ちゃんは『自由って、なに?』『人生って、なに?』という、本を学校の図書室から借りてきました。子供哲学シリーズという本で、
自我を優先するとどうなるのか?や、人と暮らす事、自分の将来を考える事、などが、絵と文章で分かりやすく書かれています。

『らんまん』で、万太郎がやりたい事を優先する為に、どれだけ周囲の家族や友人、全国の植物に興味ある人々が協力してきたか、
本人の努力もありますが…。
もとは実家の造り酒屋の協力にはじまり、妻のスエコさんや家族の協力、
長屋の人々の協力。ドラマでは、スエコさんが亡くなる前に図鑑の出版や
スエコザサの学名などが、間に合っていますが、実話では全く、間に合っていなかった様子。フィクションの中で、奥さんが報われる内容で、労ったのかなーという気もしました。

残された膨大な標本と資料の整理などに、亡くなってからも周囲の人々が
翻弄されるという…。
本人も苦しい思いも沢山しながらも、周りの人達が応援し協力し続けられる、信頼関係や愛情、というのが、ひとつの思考と感情移入できるかのポイントなんだろうと思いました。

なにわともあれ、我が家では、娘ちゃんが我儘放題になるのを抑制すべく…。世間が、多様性や自己肯定感を高める教育や、教えない教育だとか、色々な考え方が出てきていますが…。先人の歴史を知り、同じことをやらないようにする、わざわざ悪い歴史を繰り返して、遠回りをする生き方はしない方がいいのでは?というのを、教えていますが…。

義務教育や、今、教えられて学ぶ必要がある事、家事や身の回りの準備など、そういう時間は短時間で覚えてさっさと終わらせて(宿題など)、
自分が見つけた好きな事(自由研究)、に思う存分時間を注げるように、
した方がいいのでは?
という事は伝えています。

やりたい事を優先するには、やりたくない事をいかに短時間で済ませる必要があるのか。日本の義務教育にも飛び級制度とかがあれば、子供たちのモチベーションがもっと上がる可能性があるような気もします(ゲームをクリアする感覚?)。

もし飛び級制度があったなら、牧野富太郎氏は、もっと早くに理学博士になって、研究費にも困らずに、図鑑の出版も早く実現できていたのではないか?などと思ったりしました。

いずれにせよ、自分の生き方、暮らし方、学び方は、自分で取捨選択していかなければならないので、それは、誰にとっても平等に与えられているような気がします。考える力(課題解決策を見つける力)を持つことが、生きていく上で、一番重要なことかも知れません。

結良輪区

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