ニッポン放送 飯田浩司アナウンサー。父の背中と共に見てきた有楽町の変遷。そして豊かさ
ニッポン放送で40年近くラジオに携わってきた上柳昌彦アナウンサーが、東京・有楽町に関わる様々な人をゲストに迎え、有楽町の魅力やそこで生きる人の思いを聞くポッドキャスト番組「有楽町ひとさんぽ」。
今回のゲストは、ニッポン放送 飯田浩司アナウンサー。Podcastでも月間300万viewされる人気番組「飯田浩司のOK!Cozy up!」を担当。毎日ニュースを届ける飯田アナウンサーの知られざる一日。そしてお父様の存在についても伺っていきます。
飯田浩司アナウンサーによる多種多様な仕事
Podcast「飯田浩司のOK!Cozy up!」これは物凄い閲覧数みたいですね。
有難いことに月間で300万ぐらい聞いていただいているみたいです。
個人で「飯田浩司 The Daily News」っていうのをほとんど毎日配信してますよね。あれはどこでやっているんですか
あれは家とかでやってますね。だからたまに音が篭っていたりもします。あれをやって翌日のニュース決めをディレクターと話すという一連のサイクルになっています。
タイミング的に子供を迎えに行く前後どっちかに配信しているので、たまに子供が部屋に入ってきちゃって「待ちなさい待ちなさい!」ってなるので編集したりしてます(笑)
霞ヶ関の音声ガイドの仕事もしてるんですよね。
そうなんですよ。去年の夏頃だったと思うんですけど、あそこらへん取材で行くこと多くて、こぼれネタみたいなヤツでこの官庁ビルの地下には何があるとかそういうウンチク的なものを喋るみたいな。美術館とかの音声ガイドの街版みたいな感じでアプリ入れていただくと聞けます。
コロナ禍での取材のあり方
コロナ禍で色々人に会って取材とか大変だったんじゃないですか
そうなんですよ。会合がいきなりキャンセルになったりとか、防衛省・自衛隊を取材することも多いんですけど、朝霞の教育隊からクラスターが出たという話も出てしまって、あれがあった直後に一個予定があったんですけど
「飯田くんごめん!やっぱり無理!」と言われてしまい予定もなくなりましたね。
人に会って取材してナンボなところありますもんね
何度かリモートで取材っていうのも試してみたりしたんですけど、やっぱりリモートで会合とか飲みながら話聞くみたいなことやっても、
最後の一歩踏み込めないですね。向こうもスッと逃げるというか、結局黙ってても間が持たないってことがあんまりないので、黙っちゃうんですよね。
取材しにくくなりましたね。
今はどんな1日を過ごしているんですか
朝3時半くらいに起きて,4時から4時半の間に会社に来て、6時から生放送やって8時に終わる、
そっから会社で伝票仕事とかそういうのやるときはやりますけど、大体締め日の15日前後か30日前後にいますね。
もしくは夕刊フジの原稿書いてます(笑)夕刊フジの原稿がは火曜日掲載なんですけど金曜までに出さなきゃなんないんですよ。
それで一番困ったのは安倍総理大臣が辞めるって時ですね。あれがまた金曜日の昼くらいに「総理辞める」っていうのが出て、夕方会見だったじゃないですか。担当から原稿出し終わった後に電話かかってきて「飯田さんまずいよこれ!全部差し替え!」みたいなこと言われて、そしてまた折り悪くそういう時に親戚に会う用事で遠出なんかしてたので、親戚に子供預けて「ごめん!俺2時間くらい抜けるわ!」って言って、スマホでしこしこ書いてました(笑)
有楽町という街を教えてくれた父の存在
飯田さんのお父様は元々有楽町に勤めてらしたんですよね。
ちょうど僕が生まれたか生まれてないかくらいの80年代〜70年代後半くらいの時代に、このニッポン放送がある一角からもうちょっとだけ丸の内のほうに行った。「新国際ビル」っていうところにうちの親父のオフィスがあって、両親はそこでの職場結婚だったみたいですね。なのでこの辺の界隈は僕にとってはルーツ見たいなところなんだなと思います。それで親父がその新国際ビルにオフィスがあったのは、僕が小学校に上がるくらいまでだったので90年代前半くらいまではいたはずですね。
お父様どんなところでデートしたり飲みに行ったりとかそんな話はしますか
交通会館の前くらいにあった生牡蠣の美味しい「レバンテ」あと今は交通会館の中に移りましたけどおしることか出す「おかめ」あともうちょっと近唸ったところに「世界の名酒 千代」っていうバーがあったらしいって聞きますね。僕も一回だけ連れて行かれたんですよ。多分マリオンが日劇だったりとか朝日新聞の本社がまだあったかもしれないぐらいの時ですね。
有楽町の豊かさ
有楽町の街も変わっていってるじゃないですか、こないだ東京会館の綺麗なビルができて取材に行ったりなんだりして、そうすると東京会館のジンフィズっていうミルクとジンのカクテルがあるじゃないですか、東京会館は日本もこういうのを作れるんだぞってみんなの心意気で建てたところがあって
そこで飲んでいたジンフィズって色んなルーツがあるらしいんですけど「贅沢は敵だ!」っていう時代に「いやお酒飲んでないですよ?ミルクですよ?」って言って飲んでいたとか、GHQの人たちが仕事中にミルクだぜって言って飲みにきてたとか、そういうウィットも含めた人間の豊かさのルーツみたいなもの。その豊かな土壌がここにはあるんだなと、
芸事だって帝国劇場があるし、実は硬いだけの街じゃないっていうのがこの街の面白さんなんだろうなと、そこで仕事しているのは楽しいですよね。
全編はポッドキャスト「有楽町ひとさんぽ」で公開中
飯田浩司アナウンサーがご出演の「有楽町ひとさんぽ」はポッドキャストで聴くことができます。全編無料です。
「有楽町ひとさんぽ」は、有楽町の街の新しいテーマソングを公募するプロジェクト「有楽町うたつくり計画」と連動した超ローカルポッドキャスト番組です。有楽町で働く方、生きる方をゲストに迎え、街の魅力や歴史、展望などを伺っていきます。
<有楽町ひとさんぽ>
毎週月曜日、最新エピソード配信予定。
「有楽町うたつくり計画」公式サイトほかポッドキャストで聴取できます。
<有楽町うたつくり計画>
有楽町の街の新しいテーマソングを創り上げる楽曲募集企画。
一次審査通過者は、音楽プロデューサー・本間昭光さんとのワークショップを通して、楽曲をブラッシュアップし、有楽町の”まちうた”をつくりあげていきます。詳細は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://www.1242.com/project/yurakucho